ピークエイドは現在、ヒマラヤの高地において森林保全活動に取り組んでいます。舞台はネパールの奥地サマ村。ネパールの首都カトマンズから車で1日移動し、さらに徒歩で1週間かかる山奥に位置しています。標高は3500mもあります。山奥のため携帯電話は通信外。村人は自給自足に近い生活を送っています。


村の近くには世界で14座しかない8000峰のひとつ、マナスル峰が聳えています。マナスル峰は日本人が唯一世界初登頂に成功した8000m峰で、戦後間もない1956年、日本に感動を届けました。そんなマナスル峰に憧れ、代表理事のアルピニスト野口健は、2006年に挑戦。その際、麓のサマ村の村人と交流が始まり、これまで村人と相談の上、学校の寮の建設や清掃活動など活動を進めてきました。活動のため、現地を訪れたある時、野口はかつて豊かな森林が村の周りに広がっていたことを村人から教えてもらいます。サマ村の森林は、過度な燃料利用や木材売買、家畜の放牧のため利用されたにも関わらず、対策がなされなかったため、減少の一途をたどっていました。


このような現状を解決するため、ピークエイドは森林保全活動をスタートさせました。最終的には、天然林の保全とともに、持続利用可能な森林活用の仕組みを現地にもたらし、地域の環境保全と村人の生活を両立させたいと考えています。サマ村が抱える課題はネパールの他地域も抱える課題です。そのため、サマ村での活動を成功させることによって、他地域のモデルケースとしたいとも考えています。

団体の取り組み

2020年までに3万本の苗を育苗・植栽予定 その他、海外での展開など

まずは2020年までに3万本の苗を育苗し、植栽予定です。育苗から植栽、初期の管理作業までのルーティンを確立させ、また現在の育苗所責任者は、他地域から派遣していて、将来的には不在となるため、村人から後継者候補1, 2名を育成し、上記のルーティンワークを覚えてもらう予定です。

ネパール人技術者が現地に設置した育苗所に常勤 その他、海外での展開など

ネパール人技術者が現地に設置した育苗所に常勤し、現地雇用のアシスタントとともに日々、活動に従事しています。またサマ村の村長や僧侶の全面的な協力があります。国内では、活動に賛同いただいた方々のご寄付や国内企業のご支援もいただいています。

NPO法人ピーク・エイド

アルピニスト、野口健が中心となり活動するNPO法人。2002年設立。アルピニストとしての独自の経験や視点を生かし、ヒマラヤでの森林再生、シェルパの遺児を対象とした教育支援、国内外でのテントを活用した震災時支援、ヒマラヤや富士山での清掃活動など多分野において活動を展開している。

住所〒401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2870
TEL0555-25-6217FAX0555-25-6216
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