映画「癒しのこころみ〜自分を好きになる方法~」×「フォレスト・サポーターズ」特別企画 松井 愛莉(女優・映画主演)× 野中 葵(ミス日本みどりの女神)対談

映画『癒しのこころみ』(2020年7月3日公開)の主演をつとめた女優 松井愛莉さんと、「フォレスト・サポーターズ」アンバサダーで、ミス日本みどりの女神2017の野中葵さん。福島県出身のお二人が、自然の中を走り回った幼少期の体験から、森林セラピー*1の魅力、森がもつ癒しの力、森の恵みを暮らしに取り入れるライフスタイル「Forest Style」のことまで、感じるままにフリートークを繰り広げました。

周りは森。自然があって当たり前だった幼少期

野中:福島で過ごした幼少期は、当たり前に自然がある環境だったので、秘密基地をつくったり、ピンクのお花の蜜を吸ったりして、のびのびと走り回っていました。

松井:わたしも福島育ちで、周りが森みたいな環境でした。木に登ってみたり、お花を摘んだり、チョウを捕まえたり、手にトンボをとまらせたり、バッタを虫かごにいっぱいつめたり…そういうことが大好きで、毎日みんなで遊んでいました。その頃は自然に触れるのが当たり前だったから、自然の大切さに気づかずに過ごしていたかもしれません。

都会でも、緑に触れて「癒し」をもらっている

松井 愛莉(まつい あいり)
松井:初めて都会に来たときは戸惑いましたし、今でもあまり好きになれないところはあります。窮屈感があるのと、自分がせっかちになっていくところです。だから、休みがあれば福島に帰ります。福島に帰ると時間の進みもゆっくりになって、心も穏やかになり、初心に還れる気がします。
今はコロナ禍で家にいることが多くなったから、緑が欲しいなと思って植物を育てています。山椒とかオリーブとかパセリとか食べられる植物が多いんですけど、家のスペースに緑があるだけでもほっとします。また、ときどき緑が多い公園に行ってぼーっとしてみたり、そういうことで「癒し」をもらっています。
野中 葵(のなか あおい)

野中:毎日コンクリートのビルの中で生活していると、こころもからだも癒されないし、時間に追われる生活は人も冷たく感じます。だから、わたしはどこかで緑に関わっていたいなあと思って、休日には鎌倉など自然の中に行くのが楽しみでした。心を浄化しに行こう!って。

映画の中で「森林セラピー」を体験

松井:映画『癒しのこころみ』で私が演じた主人公の里奈は、広告代理店の仕事で挫折し、セラピストという仕事に出会います。そこで最初に担当したお客様が元野球選手の碓氷さんという方で、いきなり怒られて挫けそうになるのですが、「今回こそは頑張ろう」と、自分からできることをみつけて歩み寄りに行きます。そうしたなかで碓氷さんが抱えるトラウマが発覚し、それに対して里奈は「何かできることはないか」と思い、セラピストになるきっかけをくれたカリスマセラピストに相談し、森林セラピーに参加することになります。

野中:この映画の試写を見て、わたし、里奈を応援したくなりました。ひたむきに頑張る姿勢にみんなが癒されると思います。

ありのままの自分でいいと感じさせてくれる、森の不思議な力

松井:森林セラピーのシーンの撮影では、森のおいしい空気やいい香りを吸い込んで、からだがリラックスし、解放的になって、すごく幸せな気持ちになりました。

野中:ロケが行われた「日月倶楽部」「富士山静養園」には、わたしも行ったことがあります。こんな風に贅沢に富士山を一望できるところがあったのかと驚きました。どの角度からみても富士山が美しく、青空と緑とのコントラストがそれはもう素晴らしくて。大人も童心に帰って楽しめる場所だと思います。

松井:そう、まず富士山に圧倒されました。それから森を歩くと、五感が研ぎ澄まされたみたいに、せせらぎが聞こえてきたり、飲んだ湧き水がすごくおいしく感じたり。また、大きな木に抱きついたときはすごい生命力を感じました。
それは、なんて言ったらいいんだろう、不思議な感覚でした。悩みなんてちっぽけに感じて、また頑張ろうという気持ちにもさせてくれて、心が浄化されるというか…。森は不思議なチカラを持っているなあと思います。

野中:そう、森に行くと悩み事がちっぽけに思えるんですよね。わたし、こんなことで悩んでるのかって。それと、慌ただしい日々をおくっていると、自分のこころと会話ができなくて、リセットできる時間がほしくなる。そんなとき森に行くと、ありのままの自分でいいんだと感じさせてくれるし、新しい自分に出会えたりもします。みんなが当たり前に森へ足を運ぶようになってほしいと思います。

森ヨガ、グランピング…自分らしい「Forest Style」で、健康に楽しく

野中:コロナ禍でも、森は解放的だし、ソーシャルディスタンシングは充分とれるし、密を気にせずに楽しめますよね。だから、これから新しい生活様式ということで価値観を変えて行くには、まず森に行くのがいいと思います。健康になれて楽しめる。森林浴をすると「免疫が高まる」という実証データ*2もありますし。
それから、もちろん森に行くのが一番だけど、都会にも身近にも緑はあるので、森に行けないときも含めて、「Forest Style」を取り入れられたらいいと思います。

松井:わたし、森ヨガが気になります。気持ち良さそう。ヨガをするだけでもリラックスできるけど、それが自然の中だったらもっと素晴らしいでしょう。おいしい森の空気を吸いながら、からだもこころも癒されて、五感を解放できると思います。
あと、キャンプもやってみたいです。自然の中に居るだけでからだもこころも元気になれるし、何もしないでぼーっとするのも気持ちいいし。みんなが自分らしいやり方で「Forest Style」できたらいいですね。

野中:わたしは「グランピング」をしてみたいです。「日月倶楽部」で、焚き火を囲んでみんなでワインを飲んだ時間がすごく楽しくリフレッシュできて、田舎暮らしだったらこういうことを毎日できるのかな、こういう遊び方にこれからは変えたいなあと思いました。
自然は人が生み出せないパワーを持っています。将来は田舎で暮らしたい!

松井:そうそう、田舎でゆっくりのんびりしたい!

野中:そっちのほうが合ってるかも、わたしたち(笑)

包まれて癒される。森へ行こう!

松井:森にはすごく壮大な力があると思うので、それを感じるために、疲れている人には特に行ってほしいです。どんな人でも、一度自然に包まれてみたら絶対に癒されると思います。みんなで森へ行こう!(笑)

野中:自然はすごいエネルギーを持っていて、わたしたちに元気を与えてくれます。わたしたち人間は自然と手を取り合いながら、感謝の気持ちをもって次世代につなげていくことが大切だと思います。自然との関わりを意識的に持ちたいですね。

*1:森林セラピーとは、科学的な証拠に裏付けされた森林浴のことです。森を楽しみながらこころと身体の健康維持・増進、病気の予防を行うことを目指します。
詳しくはこちら https://www.fo-society.jp/

*2:森林セラピーが生み出す健康効果は、ストレスホルモンの減少、血圧・脈拍の低下、リラックス効果など多数認められています。その中に、ヒトの免疫機能(NK活性)が、2日間で53%増強したとのデータもあります。
詳しくはこちら https://www.fo-society.jp/therapy/expe.html

映画『癒しのこころみ〜自分を好きになる方法~』

映画『癒しのこころみ〜自分を好きになる方法~』

松井愛莉さんが主演をつとめた映画『癒しのこころみ』は、広告代理店の仕事で挫折し心が折れてしまった主人公が、カリスマセラピストとの出会いから、セラピストを志して奮起。そして、最初のお客様であるトラウマを抱えた元野球選手と共に森林セラピーを体験し、困難を乗り越えていく姿を描いたヒューマン・ドラマです。

監督 篠原哲雄
脚本 鹿目けい子 ますもとたくや 錦織伊代
キャスト 松井愛莉 八木将康(劇団EXILE) 水野勝(BOYS AND MEN) 中島ひろ子 秋沢健太朗 寒川綾奈 佐々木みゆ 矢柴俊博 橋本マナミ 渡辺裕之 藤原紀香

映画公式サイト
映画公式Twitter
劇場情報

篠原哲雄監督から

篠原哲雄監督

映画を作る際には、無意識に何か自然に対する洞察があるべきではないかと思っていました。 それは、『草の上の仕事』(1993年/神戸国際インディペンデント映画祭・グランプリ受賞)の草原や『深呼吸の必要』(2004年)の樹木など、作品中の表現として現れています。
今回の作品を準備する中で、「セラピー」のジャンルに「森林セラピー」があることを知りました。また、ヨガをやっている友人からも、オープンスペースや自然の場所などで行うと効果的なのだ、と聞き、「森林セラピー」を取り上げてみようと考えたのです。
そして、今回のロケ地となった森林リトリート拠点の「日月倶楽部」「富士山静養園」と出会い、全てが結びつくことで、映画の「森林セラピー」のシーンが生まれました。

篠原哲雄監督のTwitter
篠原哲雄監督のプロフィール

ロケ地紹介・山本医師(代表)からのメッセージ

映画の中で「森林セラピー」シーンのロケが行われたのは、霊峰富士山に程近い「富士山静養園」、「日月倶楽部」。医師である山本竜隆さん(昭和大学医学部客員教授)の「人が癒され健康に生きるためには、自然環境、そして自分を見つめる環境が必要だ」との想いから生まれた森林リトリート拠点です。豊かな森で五感を癒す「富士山静養園」と、富士山山頂から駿河湾までの稜線を一望する「日月倶楽部」では、森林セラピーをはじめ、心身のリフレッシュ、自然体感、マインドフルネスのためのさまざまなプログラムに参加することができます。

日月倶楽部
映画公開に合わせたプラン
「日本初のセラピスト映画ロケ地で~森林セラピー・マインドフルネスプログラム~」
日月倶楽部、富士山靜養園Facebook
「森林セラピー・マインドフルネスプログラム~」

山本 竜隆(やまもと たつたか)

山本 竜隆(やまもと たつたか)
医師・医学博士
朝霧高原診療所 院長
WELLNESS UNION(富士山静養園・日月倶楽部)代表
昭和大学医学部客員教授・聖マリアンナ医科大学非常勤講師

この森林リトリートを運営する山本医師のメッセージをご紹介します。

2、3世代前まで、私たち人間は自然の摂理に合せて暮らしてきました。しかし、近年は、アスファルトやコンクリート、化学物質に囲まれ、自然から離れた都市生活を過ごす中で、精神的にも肉体的にストレスを抱えるようになっています。特に今回のコロナ禍で、コンクリートジャングルに閉じこもることを余儀なくされた都市生活者の多くが、その違和感を強く実感したのではないでしょうか。

人間は、空気が汚れていたり粉塵が舞っているところでは、深呼吸をしたくないものですが、身体が欲している自然環境に身をおくと、自然と五感を開いて深呼吸したくなり、リフレッシュできるようになります。また、森を訪れて人間社会のリズムやルールから解放され、本来の「自然の摂理」を見つめ直すことで、「今までの悩みがちっぽけに」感じられるようにもなります。

「人は自然から遠ざかるほど病気に近づく」と、2500年前に医師・ヒポクラテスは述べました。近年、森ヨガ、グランピングなど自然の中でのアクティビティへの関心が高まっているのは、「自然が欠乏している」と本能的に感じる都市生活者が増えていることの現れかもしれません。

海外では、「社会的処方箋」ということで、森をリハビリや健康づくりに活用する動きが拡がっています。日本でもエビデンスを裏付けしていく努力を行いながら、より多くの方が森を訪れるようになることを期待しています。

日月倶楽部サイトより
山本竜隆医師プロフィール

プロフィール

松井 愛莉(まつい あいり)

松井 愛莉(まつい あいり)

1996年、福島県出身。09年「nicola」モデルオーディショングランプリ受賞。翌10年さくら学院の第一期生メンバーとして活動を始め、13年「ゼクシィ」6代目CMガールに抜てき。以降、モデル、女優、バラエティ番組など活動の幅を広げている。
現在NHKEテレ『沼にハマってきいてみた』MCをつとめる。主な出演作は、『映画 ビリギャル』(15/土井裕泰監督)、『通学シリーズ 通学電車』(15/河野浩司監督)、『青空エール』(16/三木孝浩監督)、『フォルトゥナの瞳』(19/三木孝浩監督)、ドラマ『GTO』(14/関西テレビ)、『ラブホの上野さん』(17/フジテレビ)、『オトナ高校』(17/テレビ朝日)、『グッド・ドクター』(18/フジテレビ)、『僕の初恋をキミに捧ぐ』(19/テレビ朝日)『これは経費で落ちません』(19/NHK)など。『この男は人生最大の過ちです』(20/ABCテレビ)ではSキャラなヒロインを演じ話題となっている。

松井愛莉さんのプロフィール
松井愛莉さんのTwitter
松井愛莉さんのインスタグラム

野中 葵(のなか あおい)

野中 葵(のなか あおい)

福島県生まれ、千葉県育ち・在住

  • 1996年9月17日生まれ
  • ヨガインストラクター
  • 元モデル(雑誌二コラ専属)
  • ミス日本任期中に「ヨガインストラクター」の資格を取得。指導者として研鑽を積みながら、「森ヨガ」プログラムを企画・開催するなど、“癒し×森林”の効果の発信に努める。
  • モデルの経歴を活かしたセンスの良さが特徴。歴代みどりの女神が登場する「緑の雇用」ポスターではツナギの着こなしが最もよかったと評判。
  • 伐木等機械運転業務と走行集材機械運転業務を修了。