中部

    新潟県

    鈴木 重壱 中越みどり復興アクション 代表

    共に生かそう!命の緑 地域再生へのアクション

    ph_nigataimg-keyperson-act4大規模な地盤災害となった中越大震災によって、ふるさとの山々は大きく崩壊しました。広域自然環境の弱体化への危機感と縄文の太古から豊かな実りを与えてくれた大切な共生空間である里山の復活、被災地域支援を強く願って活動を開始しました。

    震災アーカイブスの役割と全国の中山間地再生のモデル拠点として、山古志地域にフィールドミュージアムを創出するため地域の皆さんと共に土づくり・植林育樹活動・環境学習などを続けています。

    富山県

    竹内 俊彦 北陸コカ・コーラボトリング 広報環境部 部長代理

    庄川上流域に「うるおいの森」をつくる

    ph_toyamaimg-keyperson-act3私たちは創業以来郷土の豊かな水の恩恵に浴し、清涼飲料水の製造販売をしてきました。砺波工場も庄川水系の良質な地下水のおかげで安全でおいしい製品を造っております。この水は「豊かなる森からの贈り物」であり、次世代に引き継ぐためには、自分たちの手で庄川上流域に自然林をつくる活動が必要であると「うるおいの森づくり」を宣言したのです。

    そこで社員とその家族が主体となり、「うるおいの森づくり有志の会」を結成しました。生態系を最大限に活かし、自然に芽生えた稚幼樹の育成を優先し、不足分は地域の遺伝子を受け継いだ地元産の山引き苗で補植します。急斜面のため雪解け時の根踏み、夏前の下草刈りなども森林組合、南砺市および富山県関係者の指導と協力を仰ぎながら、さらに作業を通して地元の皆さんとも楽しく交流しつつ、5年の年月が経過しました。

    石川県

    中川 巌 石川フォレストサポーター会 会長

    森づくりでふるさとへの思いを醸成

    ph_ishikawaimg-keyperson-act3当会は石川県緑化推進委員会が実施しているフォレストサポーター養成講座の修了生が集まり発足した会です。森林整備、里山保全の実践を行うとともに、県民に森づくりの大切さを広め、広く県民参加の活動を目指しスタートしました。

    森づくりは長い期間が必要なことから現在8カ所の経過を継続してみています。その過程で林業資源のみならず、景観やふるさとの歴史を含む自然を守ることの重要性を訴えています。

    福井県

    上野 直之 「郷の森 里楽」の会 会長

    放置林を宝物に戻すための挑戦

    ph_fukuiimg-keyperson-act3アベサンショウウオなどの希少野生生物が生息している越前市西部地域の里山も、経済的価値の低下とともに放置林と化し、少しずつ自然が蝕まれつつあることに危機感を持ち、人間との関わりでつくった宝物(里山)に戻すために地域の住民や企業とともに森林ボランティア活動を始めました。

    現在は「緑の募金」の支援を得て、越前市市有林での活動拠点づくり、植林(広葉樹)など楽しみながら、ハード・ソフトの両面から里山の保全再生に挑戦しています。

    山梨県

    荒井 光雄 富士に学ぶ会 理事長

    富士山麓で人と自然の共生をまなぶ

    ph_yamanashiimg-keyperson-act121世紀は「水の世紀」と言われています。私たちが暮らす山梨県は、全国有数のミネラルウォーターの生産地で、日本全国の50%近くを生産しています。水資源を守り育む活動はとても重要です。

    「富士に学ぶ会」は、富士山周辺の自然環境の保全活動、森づくり・まちづくり活動を通じて、指導者育成・青少年の健全育成などを目的に平成14年10月1日設立しました。

    森づくり活動では、落葉広葉樹の森づくりをはじめ、炭焼き体験、植樹体験などを通じてものづくりや自然とのかかわりを学び、野外での創作活動を通じて、ものの大切さや、自然と共生する心を育てています。地球温暖化防止や自然環境保全のために「みどりは大切だ」「緑を育てよう」と考えるものの、なかなか行動に移せないのが現状です。ぜひ、一歩、森に足を踏み入れてみてください。

    長野県

    遠藤 浩明 ダイドードリンコ甲信支店 開発課長

    「緑の募金自販機」を通して全国規模の森林整備

    ph_naganoimg-keyperson-act3清涼飲料水を販売する会社に勤務している関係で、自動販売機の使用する電力が排出する二酸化炭素を吸収し、きれいな水を供給してくれる森林・山に少しでも恩返しがしたい気持ちから自動販売機の収益の一部を募金する「緑の募金自販機」を立ち上げました。

    「緑の募金」がきっかけで始まった森林支援活動ですが、今では全国各地で実施される森林整備、環境保全活動に積極的に参加するようになりました。森林整備は社会的使命ととらえています。

    岐阜県

    伊藤 栄一 ひだの未来の森づくりネットワーク 代表

    地域情報誌を利用した企業と住民参加の森づくり

    ph_gihuimg-keyperson-act1飛騨地域ではさまざまな森づくり活動が行われていますが、私たちはより活発な森づくり運動への発展を目指し、「緑の募金」の支援を受けて参加者相互のネットワークや特性を重視しつつ、企業とも協働した持続性のある森づくり活動の一歩を踏み出しました。

    フリーマガジン制作会社の協力のもと、地域情報誌「さるぼぼ倶楽部」に専用ページを設け、森の現状を伝える記事を掲載し、実際に森を見学するツアーや森と触れ合うイベントを実施しています。

    静岡県

    水野 博 プレンティアの森 代表

    天竜川水系の里山再生で「ワクワク・ドキドキ」を共有

    ph_shizuokaimg-keyperson-act330年ほど前、銀座の文具店で「日本ではおそらく最後の大径木の桂材だ」と説明された彫刻材と出会い、子どもの頃に親しんだ森を実際に歩いてみました。そこで目にした光景は、生態系を失い放置された悲惨な産業林の姿でした。あの子どもの頃の森遊びの「ワクワクする楽しさ」や「ドキドキする興奮」を共有できたら森を再生できるのではと考え、1999年にNPOを設立しました。

    団体名称はその発想をそのまま造語にしたものです。さまざまな活動の一端に、「1万人のどんぐりの里親運動」というものがあります。山で拾ったどんぐりなどの雑木の種子を、家庭や幼稚園などで1年間大切に育成して森に戻すのです。この活動を通して、市民の手で豊かな生態系を持った森が着々と蘇り、子どもたちの伸びやかな感性や豊かな情操性が育まれています。

    愛知県

    丹羽 健司 矢作川水系森林ボランティア協議会 代表

    森づくりまずは森の健康診断から

    ph_aichiimg-keyperson-act12000年9月12日、東海豪雨で矢作川中上流域の森林では1000カ所を超える沢抜け(土砂崩落)が起き、豊田市は水没の危機に見舞われ、山里の古老たちは「山に手を入れないもんで……」と嘆いていました。

    調べてみると全国の森で緑の砂漠が広がっている事が分かり、まずは実態を知ってもらえるよう、楽しく参加できて科学的にも説得力をもつ人工林の調査方法を研究者と協働で開発し、「緑の募金」による支援で全国に普及しています。