九州・沖縄

    福岡県

    小森 耕太 山村塾 事務局

    できることから始める「パッチワークの森づくり」

    ph_fukuoka台風被害や手入れ不足によって不健全となったスギ・ヒノキの森を再生するために、市民や企業の参加を得ながら、少しずつでもできることはないだろうかと考え、15m四方のパッチ状に広葉樹を植栽する整備手法を思いつきました。私たちはこの手法を「パッチワークの森づくり」と名づけ、スギ・ヒノキの森に広葉樹を点在させることで、いろいろな生き物が住み、災害にも強い森ができるのではないかと期待しています。

    「パッチワークの森づくり」では、15m四方の森林整備について一口10万円で支援金を募り、活動諸費用に充当しています。

    小さな森づくりのメリットは、企業や団体、市民の協力を得ながら地域と連携し、さまざまな森づくりの形、連携の形に取り組むことができることだと考えています。できることを行い、次世代に豊かな森を残しましょう。

    佐賀県

    川内丸 信吾 有明の海を守るふれあいの会 会長

    有明海の異変が促した森づくり

    ph_sagaかつて宝の海と呼ばれていた有明海の異変を目の当たりにすると、その上流域に住む者として責任を痛感しました。そこで、安定した水質を維持し二酸化炭素の吸収にもつながるということで植樹を実施し森づくりを始めました。

    平成14年以来、「緑の募金」等の支援を受け、行政、環境ボランティアグループ、九州電力、地元の企業などと協働し、約22000本を植樹し、最近は教育委員会の協力のもと児童・生徒が参加する植樹も順次実施しています。

    長崎県

    神山 秀美 100年の森構想実行委員会 実行委員長

    どんぐりを拾って「100年の森」をつくる

    ph_nagasaki佐世保市制100周年記念事業をきっかけに、2000年の秋に市民団体「100年の森構想実行委員会」が立ち上がりました。当団体のコンセプトは「ふるさとの木によるふるさとの森づくりを進めること」 です。

    地元に落ちているどんぐりを拾いポットで育てて、2年経った苗木を市民800名で植樹して以来、実施した植樹祭は25回を数えます。「緑の募金」の支援を受け、1粒のドングリから次世代のために「100年の森」をつくります。

    熊本県

    菅原 時男 熊本県中小企業家同友会 同友の森づくり実行委員長

    中小企業家たちが目指す水源涵養の森づくり

    ph_kumamoto豊かな自然の恵みを受けて事業活動をしている私たち中小企業家が、世界に誇る阿蘇の草原、日本一の地下水都市である熊本が危機的状況に陥っていることを知ったことをきっかけに、環境保全に取り組むことは社会的使命として当然のことと考え、水源涵養の森づくりを始めました。

    活動としては5年間で5千本の植樹、7年間の下草刈りなど13年間の事業計画の遂行中です。今後とも活動を通して、人づくりや森づくりの輪を広げる所存です。

    大分県

    葛西 満里子 緑の工房ななぐらす 理事長

    森の成長を見守る21世紀久住の森応援団

    ph_oitaこれまで森づくりといえば植樹が主体で、植樹後の森の手入れを継続し、成長を見守ることはあまりされてきませんでした。そこでななぐらすは、ボランティアが必要経費(保険料・昼食食材費)を支払い、参加者同士が四季折々の自然を楽しみ、交流し、つながり合いながらみんなで森を支える森づくりに取り組むことにしたのです。

    年4回の森づくりの活動は、下刈り、林内の整備、キャンプ、星の観察会、自然観察会や森の植生調査などです。

    これまでの活動が実り、いまや植えた木々たちは自然の力で成長できるまでになってきました。これからは、最小限の手入れとともに、樹木や動植物の観察、記録などを行いながら森づくりを進めていきたいと考えています。 久住の森の保全活動に企業も継続して参加していますが、積極的に参加する姿勢を望みたいです。

    宮崎県

    河野 耕三 綾町 照葉樹林文化推進専門監

    照葉樹林都市「綾」の官民協働プロジェクト

    ph_miyazaki綾町には日本で最大面積の照葉樹林が残されています。平成17年3月に100年かけての奥山の杜を復元する「綾の照葉樹林プロジェクト」が官民協働で発足しました。

    平成17年2月の九州電力による「九州ふるさとの森づくり」を皮切りにJTB、セブンイレブン、宮崎県、地元住民などによる各種の森づくりが実施されてきました。これからも「本物の森づくり」と「里山の森づくり」を展開していきたいと考えています。

    鹿児島県

    白石 紘一 南九州ファミリーマート 相談役

    「ファミマの森」整備活動でふるさとに緑を

    ph_kagoshima当社は1993年に創立以来、地域密着経営を目指しており、地域社会への貢献活動に取り組むことも私たちの重要な社会的責任であると考えてきました。その一環として、ふるさとの美しい森林を取り戻そうとの思いから「ファミマの森」整備活動に着手しました。

    2002年、いちき串木野市にて吹上浜の「白砂青松」を取り戻す活動を支援し、09年の創立記念日には、社員とその家族で南九州市にて樹木の植栽・森林の整備事業を実施しました。

    沖縄県

    宮城 隆一 山野草愛好会 会員

    「トラックの森」植樹から緑化推進

    ph_okinawa当会は主に野山での自然観察や植物採集、学校での講座など、自然に親しむことと健康維持を兼ねた活動を行っています。

    平成17年に国土緑化推進機構の仲介により、全日本トラック協会が推進している「トラックの森」づくり事業に参画し、「緑の募金」の支援を得て、糸満市の真壁公園にて植樹と整備に汗を流しました。その後も引き続いて維持管理にあたっています。草木に触れることで、市民の緑に対する意識が高まることを実感します。