内閣府が平成19年5月に調査した「森林と生活に関する世論調査」によれば、森の中で働きたいという人々は全国的に増加傾向にあります。
都市に暮らす企業・団体などが協力して、従業員やその家族の田舎暮らし体験を支援することも、企業ができる具体的な貢献の1つです。農山村の暮らしや生業を体験するグリーンツーリズム・アグリツーリズムや、農家レストランや体験民宿、子どもの自然体験・生活体験などさまざま。企業やNPOが地域の農山村と一緒に活動することが、日本の農山村の再生につながっていきます。
農山村地域に新たな都市住民が定住することにより、地域活性化などさまざまな成果につながり、森林組合や林業会社と連携し、新しいビジネスに繋げることも可能です。また、ワーク・ライフ・バランスを考えるきっかけとして、企業内部の活性化にも繋がります。
また、林野庁では、2003年から「緑の雇用担い手育成対策事業」を開始しました。今の仕事と両立させて副業として働く人や転職者、建設業や異業種からの企業参入などを支援しています。