令和6年度 森林づくり活動レポート
味の素AGF株式会社
貢献したSDGs目標

AGFグループでは、「ふぅ」があふれる社会の実現に向けて、「ココロの健康」「ヒトとのつながり」「地球環境との共生」「TEAM AGFの強化」の4つを重要テーマ(マテリアリティ)として設定し、さまざまな活動を推進しています。そのなかでも「地球環境との共生」を目指して「AGF®ブレンディ®の森」の森林整備や水資源の保全に取り組んでいます。
AGFグループは「ブレンディ🄬」をはじめとする嗜好飲料を製造・販売する企業です。したがってAGFグループにとって“水”は商品づくりはもちろん、お客様がAGFグループの商品をお飲みいただく際にも欠かせない大切な資源です。このため、2014年より、各生産拠点の水源の一つである森を「AGF®ブレンディ🄬の森」と名付け、水資源を育む取り組みを始めました。グループ社員が自分たちの手で森を整備する事で、豊かな自然や清らかな水の大切さを体験し、次世代へと継承することを目指しています。これまでに役員から新入社員まで延べ4,000人以上の社員が活動に参加してきました。
令和6年度は、「AGF®ブレンディ®の森」鈴鹿(亀山市)で2回、群馬(前橋市)で2回、合計4回の保全活動を実施し、延べ223名が参加しました。

例年行っている間伐を中心に、下草刈り、枝打ち、林道整備、沢の清掃なども行いました。また、森での活動にあたっては、参加者が安全に作業出来るよう社内ガイドラインを作成・運用しています。
休憩時間には、「丸太切り競争」や「森の間伐材から作ったスウェーデントーチでのコーヒー豆焙煎体験」など、参加者同士がチームで楽しめるレクリエーションも実施しました。これにより、社員がサステナビリティ活動を自分ごととして捉える機会となり、参加者同士の交流の場にもなっています。

群馬の森においては、森林保全を委託している地域林業施業者(赤城南麓森林組合)にも協力をいただき、植えられたスギが育ちやすいように、イノシシやシカなどによる獣害対策としてネットを張り、笹や雑草などの下草刈りも実施しています。これらの取り組みにより、年間を通じて健全な森林環境の維持や啓発活動を行う事ができました。
また、鈴鹿の森においては、社員参加の活動以外にも、地元の専門的な森林施業団体(NPO法人森林の風)と森林保全委託契約を締結し、年間計画に基づき植栽用の苗木の調達や植栽、下刈り、獣害防護柵の設置、除伐、間伐、清掃、定期巡回、安全管理、防火対策など、必要な森林保全活動を実施しています。さらに樹種ごとの境界確定や林分調査地の特定、測量なども行い、年間を通じて健全な森林環境の維持や啓発活動に努めています。さらに本年度は、新企画として社員の家族向けレクリエーションとして森の散策ツアーを実施、7家族に参加いただきました。
今後も森の保全を継続しながら、地域の方々やその他社外関係者を森に招く機会も設け、森林保全の意義や関心を高める活動を続けていきたいと考えております。また、水循環機能だけでなく、CO₂吸収など森林の多面的な機能にも注目し、積極的な啓発活動を行ってまいります。
森林整備・水資源の保全|味の素AGF株式会社https://agf.ajinomoto.co.jp/company/sustainability/symbiosis/water/
2025.09 更新