令和4年度 森林づくり活動レポート
荒川化学工業株式会社
貢献したSDGs目標
2016年、創業140周年記念行事の一環として、岡山県小田郡矢掛町にマツタロウの森を開園することとなり、矢掛町と当社の間で亀島キャンプ場近隣に有る矢掛町有林約3ヘクタールの利用契約を結び、2026年まで10年をかけて約1万本の抵抗性アカマツを植栽し、「マツタロウの森」を育んでいます。更に2021年11月16日には変更協定書締結により面積を従来の3.3haから4.3haに変更しました。
アカマツは岡山県の県木として広く県民に親しまれており、建築材としての利用のほか、備前焼の松炭原料としても利用されています。また、当社にとっても、松は特別な存在で、松から採れる松脂は、当社の製品には無くてはならない主要原料であり、日常生活にも欠かせないものとなっています。なお、植栽に際しては、松くい虫に比較的強い抵抗性アカマツを用いています。
令和4年度は11月と3月の2回に分けて、合計925本の苗を植栽しました。特に11月5日の植栽には山岡矢掛町長にもご参加頂き、地元メディアにも取り上げて頂きました。参加者は大阪本社・工場・研究所と水島工場など様々な拠点から集まる全社的な活動を継続し、2016年度からこれまでに実施した植栽面積は約1.5ha、松の植栽累計本数は5,700本にのぼり、認証された二酸化炭素吸収量は6.50トン-CO2となっています。
また、矢掛小学校5年生の皆さんを対象に『マツタロウ&ロジーナ教室』を実施しました。「マツタロウの森」を眺めながら将来を担う子どもたちに、森林の役割や資源の活用方法、その守り方を学んでもらうことで、日々の生活のなかで自分にできることを実践するきっかけになればという想いから実施したものです。2023年度は日本初の実施となるYUNGA Forests Challenge Badgeプログラムを活用した形に変え、『マツタロウ&ロジーナ教室』や、マツタロウの森でのハイキング、抵抗性アカマツの植栽を実施します。
今後、「マツタロウの森」をつくることで、社員とその家族、そして地域の皆様との交流を深め、創業150周年に向けて、人と松とが共に成長できる森を育んでいくことを目指していきます。
マツタロウの森プロジェクト|サスティナビリティ|荒川化学工業株式会社
https://www.arakawachem.co.jp/jp/csr/case.html
2023.10 更新