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令和4年度 森林づくり活動レポート

一般社団法人四国クリエイト協会

貢献したSDGs目標

目標 11目標 13目標 14目標 15目標 17目標 3目標 8

一般社団法人四国クリエイト協会は、四国の豊かな未来づくりを支える非営利法人として、国土の利用、整備、保全及び災害防止に関する事業の推進と国土の健全な発展に寄与することを目的としています。その目的は、前身である四国建設弘済会から変わらずに、昭和43年設立以来、公益事業を実施しています。

平成19年6月にはCSR行動憲章とCSR行動指針を制定し、「5.公益事業活動と社会貢献」「6.環境保全活動の推進」に基づき職員自ら積極的に取り組んでおり、平成22年11月に高知県の協働の森づくり事業に参加、高知県、梼原町、梼原町森林組合と当会の4者間でパートナーズ協定を結び、毎年梼原町で手入れの行き届かない森の間伐、除伐、作業道の整備、協定森林への植樹など森林の循環に取り組んでいます。

協定は3年毎に更新しており、令和4年4月に締結した協定森林の面積はスギ、ヒノキ林など61.73haとなっています。また、CO2の森林吸収算出では、平成29年度から令和3年度の施業場所の合計で132.54t-CO2の吸収量となっています。協定林の在る梼原町川井地区の皆様とは間伐体験以外にも交流会を実施しており、地域の活性化にも取り組んでいます。

こうした取り組みが、2015年国連サミットで採択された持続可能な開発目標SDGsの「13.気候変動に具体的な対策を」、「15.陸の豊かさをも守ろう」をはじめ、森林を守ることが「14.海の豊かさを守ろう」ならびに防災・減災につながることから「11.住み続けられるまちづくり」、職員が森林でリフレッシュできる「3.すべての人に健康と福祉を」、地域の文化や産品を広め働く場所をつくりだす「8.働きがいも経済成長も」、官民・市民社会の絆「17.パートナーシップで目標を達成しよう」などに貢献すると考えております。

令和4年の主な取り組みは、4月29日(金)昭和の日、梼原町後別当地区山林において、梼原町森林づくり会議主催の「梼原令和の森林づくり」に参加しました。あいにくの雨の中、梼原町とパートナーズ協定を締結している企業、高知県、梼原町森林組合と地域の皆様とで、ツバキ・カエデ・モミジなど広葉樹の植樹を行いました。山は作業道や作業場所など整備されており、雨でぬかるみ滑って手をつくところもありましたが安全に作業ができました。植樹箇所にはあらかじめピンクのリボンで印があり森林組合の皆様に見守られながら一人5本程度植えました。今回の植樹で将来どのような山に育つのかとても楽しみです。

四国クリエイト協会活動写真③「梼原令和の森林づくり」植樹中の土堀り
梼原令和の森林づくり(植樹中の土堀り)

10月29日(土)には、3年ぶりに梼原町川井地区山林のパートナーズ協定林で「梼原 交流の森」間伐体験&交流会を実施しました。理事長をはじめ当会の職員32名が四国各地から梼原町役場に集まり、はじめに吉田梼原町長から歓迎のご挨拶をいただきました。その後、間伐体験場所へ移動して、梼原町職員の皆様のご指導により各々ノコギリを持ち、枝打ちや下刈りを体験しました。額にうっすらと汗をかきながら作業をして、うっそうとしていた箇所がすっきりきれいになりました。

作業後は梼原町役場に戻り、地元のお母様が作ってくださったお弁当をいただき、梼原名物じゃんけん大会を実施しました。じゃんけん大会では、地域特産品である椎茸やチーズケーキ、シシ肉のアヒージョ缶などを景品にゲームを楽しみました。参加賞として廃材を利用した箸造りセットを全員に配るなど、地域との交流を深め山村の振興、活性化に努めました。梼原町では搬出した間伐材の幹は建築資材へ、端材は木質ペレットを生産するなど枝葉まで残すところなくすべて利用されています。

四国クリエイト協会活動写真①「間伐体験&交流会」下刈りの作業中_R4.10.29
間伐体験&交流会(下刈りの作業)

一方、令和4年度の公益事業は、森林フェスティバルなど遊びながら森を身近に感じてもらうイベント、徳島県神山町のしだれ桜の植樹活動など、四国各地で開催される活動にも参加・助成支援を実施しており、国土保全、水環境問題、CO2削減などの環境保全、および温暖化よる集中豪雨や大型化する台風の影響で発生する土砂災害への対策など防災事業と地域活性化事業などへ支援しており、様々な活動を通して森林保全活動に協力しています。

一般社団法人 四国クリエイト協会

2023.10 更新