令和6年度 森林づくり活動レポート
公益財団法人 森林文化協会
貢献したSDGs目標

自然共生社会の実現をめざし、当協会は令和6年度、荒廃の危機に瀕する森林・里山と、環境経営に意欲的な企業をつなぐ公益事業「30by30 自然共生の森づくりプロジェクト」をスタートさせた。森づくりコーディネーターとして、全国約20カ所の森林を候補地に抱え、多様な企業ニーズに応じてマッチング作業を進めている。これまでに2社と森林整備協定を結び、企業からの寄付を得て現地の森林整備費に充当。さらに、企業の取り組みを朝日新聞などのメディアで紹介し、CSR活動を含む企業価値の向上を支援している。
本プロジェクトは6年度、林野庁の補助事業に採択され、フォーラム・ウェビナーの開催、新聞広告の掲載、森林関係イベントでのチラシ配布など、広範囲の広報宣伝活動を実施した。現在、10社以上の企業から照会があり、新たな候補地を確保しながら、森林由来J-クレジットや自然共生サイト、森林サービス産業など、様々な森の価値を提供していく。
企業の関心が高まっている自然共生サイトに関しては、協会が40年間にわたって維持管理している茨城県つくば市の国有林「つくば万博の森」が6年度、同サイトに認定された。その知見とノウハウを活かし、同サイト認定に向けた企業の取り組みをサポートしたい。

公益財団法人森林文化協会 30BY30自然共生サイト・企業の森づくりプロジェクトページ
https://www.shinrin30by30.com/
2025.09 更新