会員の活動

フォレスト・サポーターズ

令和6年度 森林づくり活動レポート

松阪市森林公園

貢献したSDGs目標

目標 15

私たち松阪市森林公園は、地域の特産品でもある原木椎茸を活かし、森の恵みを実感してもらえる活動として、過去4年間にわたり、三重県緑化推進協会の支援を受けながら地域の原木椎茸生産者と協働して、地域の小学校にも参加を呼び掛けながら「親子による菌打ち体験」を実施してきました。

植樹原木椎茸菌打ち体験

内容としましては、参加者の親子にホダキを1本渡して菌打ちを行ってもらい、約1年半の間育てることで、食べることと、育てる楽しさを体験してもらう取り組みです。合わせて当日は原木椎茸を使ったピザ作り体験も行っています。

原木椎茸菌打ち体験を通して森の大切さや自然との共生を体感できる経験は、SDGsの「陸の豊かさを守ろう(目標15)」に合致し、持続可能な社会の実現に繋げており、特に都市部の方にとっては、森の匂いや原木に触れること自体が貴重な体験だと考えております。

またこの体験を通して日本の森林の現状についても伝えながら、植樹活動にも繋げています。

植樹体験

植樹活動には地域の子ども達やボランティア団体として活動されているパナソニックOB会の皆さんにも協力して頂いております。

日本の森の約7割が人工林でそのうち約9割が針葉樹である現状を踏まえて、原木椎茸栽培にはクヌギやナラといった広葉樹が必要であることや多様な樹木が育つ事が豊かに森づくりに繋がるという視点でも取り組んでいます。

広葉樹は原木椎茸の原料だけでなく、実のなるドングリを植える事が鹿や猪の獣害対策としても有効であると言われており、落ち葉が腐葉土化して土壌を豊かに保水力も高まれば災害にも強い森づくりに繋がる事などから松阪市森林公園では「森の多様性」「地域資源の活用」「人と動物との共生」をテーマにおいて取り組んでいます。

2025.09 更新