千年に一度という巨大地震に襲われた東北沿岸部。 美しい海岸林や町を一瞬にしてのみ込んでしまった津波は、 豊かな森の恵みを活かす川下の産業にも大きな打撃を与えました。 復興の道半ばにある、被災地の現実を森林の目線からレポートします。
東北地方は森林面積も大きく木材の一大供給地です。切り出された木材は、水運によって沿岸部に渡り集積地を形成してきました
東北地方は、本州の北部に位置しており、国土全体の約2割を占める広大な面積を有し、その土地の70%を森林が占めています
東日本大震災では、津波によって多くの海岸林が消失してしまいました。被害は青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の6県に及び、約3,660haというかつてない甚大な状況となっています
東日本大震災からおよそ1年と半年。被災地には災害廃棄物がいまだにうず高く積まれ、処理の行方が案じられています