富山森林管理署(富山市黒崎 加藤 元之署長)では、国有林が地域と取り組む事業の一つとして、立山一帯を含むブナ坂国有林の登り口に位置する美女平〜ぶな坂周辺において探勝路の整備に取り組みます。
この周辺は国有林の中で国民の森林として保健や文化的な利用の推進に適していることから「レクリエーションの森」制度の「美女平風景探勝林」に指定されており、タテヤマスギやブナの天然林が変化に富んだ森林を形成し、林内を巡る探勝路により自然探索や探鳥を楽しむことが出来ます。
しかし長年の雨水等で探勝路が傷んできていることから、地域の要望をふまえ風景林の機能をより高めるために、自然に優しい探勝路の整備方法としてウッドチップの敷設が計画されたものです。
15・16の両日は敷設するウッドチップ作成のため、立山山麓の官行造林地で間伐された林地残材を林道まで搬出しチッパーでチップにする作業で、(社)名古屋林業土木協会富山支部(高平 剛支部長)が”フォレスト・サポーターズ”としてクレーン付きトラックの提供や林内で丸太に加工し搬出する作業などにボランティアとして協力します。
探勝路整備の計画は同署の西田敦流域管理調整官により進められており、当日は富山森林管理署や立山地区国有林野保護管理協議会(会長 舟橋貴之立山町長)と協働し作業、制作されたれたウッドチップは9月17日に同協議会のほか多様な団体が協働し敷設される予定となっています。