日本は森の国。北から南まで
いろいろな森があなたを待っている
森の中で過ごすことは、森のことを知る第一歩。森林ボランティアなどの保全活動に参加できなくても、森林をささえるためにできることがあります。たとえば、暮らしの中に森との関わりを持つライフスタイルを「Forest Style」。その心地よさや楽しさを見つけて共有することや、森林空間を健康、観光、教育に活用する「森林サービス産業」の事業に参加するなど、森林とのあらたな接点も広がっています。ぜひ、自分らしく活動できそうなイベントに参加してみてください!
森に入る・森で過ごす
私たちが気軽に訪れることができる森林は、全国各地にあります。歩きやすいように道が整備されていたり、トイレや休憩場所があるところもたくさんあります。四季折々にイベントが開催されていますし、まずは、自宅や職場の近くで市民の森・県民の森などを探訪してみてください。 どの森に入ってもそれぞれの魅力があり「癒やされる」こと、まちがいありません。 また、長めの休暇には観光を兼ねて遠出をし、国立自然公園などより深い自然の森に抱かれるのもおススメです。
- 日本美しの森 お薦め国有林(林野庁)
- 国営公園(都市部の大規模公園)(国土交通省)
- 自然公園(国立、国定、県立)
- 県民の森、市民の森
森で健康になる
森とふれあうことは、心と身体の健康づくりにつながります。近年では、森林浴や森林セラピー、クアオルト健康ウォーキング、森林ヨガなど、健康づくりを目的としたプログラムも盛んに行われています。温泉や美味しい地域食材など、地域の魅力を生かして提供されるプログラムは、実にさまざま。企業が社員のメンタルヘルス対策として導入している例もあります。
森で遊ぶ
森の中で体験できる遊びのプログラムもたくさん提供されています。近年大人気のキャンプをはじめ、フィールドアスレチックのような施設や、マウンテンバイク、トレイルランニング、ツリークライミングなど、大人も子供も楽しめるたくさんのアクティビティがあります。森林の中で心や身体を休めたい人も、身体を動かしたい人も一緒に行って、それぞれに過ごすことができるのは、森あそびの魅力のひとつ。またそうしたリクリエーションを通して、森林空間を利用するだけでなく、大切な森を未来世代へとつなぐことも忘れてはなりません。
森で学ぶ
森は、生物多様性についての情報が集まる大きな学校です。多様な団体が各地で森林教室や自然観察会などを開催していますので、ぜひ参加してみてください。菌類から植物、昆虫、動物と、生き物はもちろん、土や石、山や川のはたらきなど、教材はつきません。
学校では授業に森にふれる活動を組み込んでいたり、緑の少年団として活躍している子どもたちもいます。また、0歳〜6歳くらいまでの子どもたちを対象にした「森のようちえん」は自然環境を利用した幼児教育や子育て支援活動で、全国に広がっています。
大人向けには、企業研修に森林空間を利用する事例も増えており、様々な年代で森を使った学びの場が設けられています。
もっと詳しく知りたい方は
全国各地で森と共にある暮らし「Forest Style」を実践している事例を紹介。
森林サービス産業マッチング・プラットフォーム 地域の森からラブコール!
森林サービス産業を推進したい地域と、都市側の民間企業・団体等をマッチングするためのプラットフォームサイト。
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