森林ボランティアとして、森づくり作業に参加する、
寄付や募金で、森づくり団体・企業の活動を支援する。

自然の中で身体を動かしたい、という人は、実際に森へ行き、森林ボランティアとして森づくり活動に参加してみませんか? 全国各地で様々な森づくり団体が、初心者が安全に参加できるイベントを実施しています。また、森に行かなくても、寄附や募金を通じて、森づくりを行っている団体・企業を支援することができます。労働力も活動資金も、未来につながる森をささえます。

森づくり活動に参加して、仲間と出会い汗を流す

個人として活動に参加する

森林ボランティア団体に入って活動する

全国各地にある森林ボランティア団体に参加して、下草刈りや間伐などの森づくりの作業や管理を行ってみませんか? 自然相手の作業には、達成感があるのはもちろん、継続的に活動することができれば、四季の変化を楽しんだり、たくさんの生き物にも出会えます。
また各団体には、自然ガイドや広報活動など、体力に自信のない人にも貢献できる、さまざまな活動があります。

森づくりイベントに参加する

行政やNPO等による一般公募型の森林ボランティア活動が各地で開催されています。植林や草刈り、竹刈り、歩道作りなど、初心者でも安全に参加できるイベントがたくさんありますので、週末等に家族や友人と共に、あるいは個人で、自然の中で気持ちの良い汗を流してみませんか。

研修会等に参加して、より具体的な森づくり技術を学ぶ

行政やNPO、あるいは「県民の森」等では、森づくり技術講座や森林ボランティア・リーダー養成講座を開催しています。安全なチェンソーの使い方など林業の知識から、森林自然ガイドや森林セラピー・森林浴のガイドまで、具体的な知識と技術を身につけることのできる、さまざまな講座があります。 初心者を卒業して、自身で森づくりイベントを開催する、新たな団体を立ち上げるなど、次の一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。

企業として森づくりに取り組む

多くの企業がさまざまな森づくり活動に取り組んでいます。自社が所有する森林だけでなく、縁のある地域と協定を結び、社員も参加して地域の森林の管理・手入れをすることや、森づくり団体の活動にかかる経費や資材などを支援する取り組みもあります。
そのほかにも、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を国が認証し、「クレジット」として利用する取り組みなどもあります。 また、企業によっては、これまで社会貢献活動として行われてきた森づくり活動を自社の収益事業にも活かし、より確かで持続可能な活動とする取り組みも増えてきています。

森づくりを始めたい企業・団体のための相談窓口や事例などが掲載されている情報サイト「森ナビ・ネット
温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する「J-クレジット制度

小中学生のための緑の活動「緑の少年団」に入る

生き物が好きだったり、アウトドアで活動することが好きな小中学生におすすめしたいのは、学校単位や地域単位で活動している「緑の少年団」です。団員になると、学校林や緑地などで森づくり活動を行うことができるだけでなく、森林や林業関連の体験学習や、生態系の調査など幅広く学ぶ機会も得ることができます。全国の「緑の少年団」で約32万人(令和5年調査)が活動しています。

募金や寄付で森づくり活動を支援する

クラウドファンディングや、ポイントで寄附、買い物と一緒に寄付ができるなど、近年はさまざまな寄附の仕組みがあります。なかでも、国土緑化推進機構が運営する「緑の募金」は、1950年にはじまった歴史ある仕組みで、毎年森づくりをする多くのボランティア団体やNPOによって活用され、国内外の様々な取り組みに役立てられています。
寄附を募っている森林づくり団体もたくさんあります。応援したい森や地域の団体を見つけたら、ぜひ直接支援してください。
他にも、魅力的な森づくりをしている企業の商品を購入するなど、森に行かなくてもできることがあります。インターネットを利用した、さまざまな仕組みも生まれています。自宅や学校、あるいは職場で、森をささえる活動にご参加ください。

フォレスト・サポーターズ〈4つのアクション〉