フォレスト・サポーターズ

たいせつな森を未来世代に引き継ぐため、
いま、私たちができることがたくさんあります。

森林は、さまざまないきもののより所であると同時に、木材を生産する、CO2を吸収する、水を蓄える、きれいな空気をつくる、土砂くずれを防止する、心身を癒やしてくれるなど私たちのいのちと暮らしを支えるいくつもの重要なはたらきがあります。

わが国は、国土の3分の2が森におおわれた世界でも有数の森の国であり、古くから暮らしや産業などのさまざまな場面で森の恩恵を受けてきました。この森林面積のうち、その4割は人工林(=育成林)と呼ばれる、人の手を借りて育つ森林です。

植えて、育てて、収穫して、上手に使って、また植えて…わたしたち日本人は昔から森をつくり、森の恵みを受け、森とともに暮らしてきました。しかし近年では、林業経営の悪化や山村の過疎化など、森に関わる人が減ってしまったために「森づくりの循環」が途切れ、本来のチカラを発揮できなくなった森が増えています。

フォレサポとは 森づくりの循環

 

このような状況を受けて誕生したのが「フォレスト・サポーターズ」です。

「フォレスト・サポーターズ」は、林業にたずさわる人や山村に住む人だけでなく、都市に住む人々や企業等にも参加を呼びかけ、豊かな森を増やすためにできるアクションをおこし、みんなが手を取り合ってたいせつな森林を未来世代へとつなぐことを目指しています。

私たちのいのちをささえる重要なはたらきを持つ森林。人工林を適切に手入れし、元気な森を育てていくことはもちろん、暮らしの中で木を使うことや、森にふれること、学ぶことなど、それぞれの団体やその中の一人ひとりがアクションを実行することが、たいせつな森林を守り、未来へとつなぐことにつながります。

さあ、あなたも身近にできるところからはじめて、みんなで森を支えていきましょう。

 

はじめよう! 身近にできる4つのアクション

「フォレスト・サポーターズ」では、森林を未来へつなぐために必要な、具体的なアクションを4つに定めました。

 

 

森にふれよう

日本は森の国北から南まで
いろいろな森があなたを待っている!

森の中で過ごすことは、森のことを知る第一歩。森林ボランティアなどの保全活動に参加できなくても、森林をささえるためにできることがあります。たとえば、暮らしの中に森との関わりを持つライフスタイルを「Forest Style」。その心地よさや楽しさを見つけて共有することや、森林空間を健康、観光、教育に活用する「森林サービス産業」の事業に参加するなど、森林とのあらたな接点も広がっています。ぜひ、自分らしく活動できそうなイベントに参加してみてください!

ACTION1〈森にふれよう〉 詳しくは 

 

 

木をつかおう

未来につなぎたい、豊かな木の文化
木材を上手につかえば、環境も暮らしも心地よく。

現代の私たちの暮らしには、さまざまな素材が使われていますが、日本は豊かな森林資源を有し、優れた加工技術や文化をもちながら、木材を活かしきれていない、といわれます。ここ近年のわが国の木材自給率は約4割で推移しており、まだ多くを輸入にたよっています。より上手に国産の木材を使うことで、健康で美しい人工林を育成し、日本の木の文化・技術を未来につなぐことができます。

ACTION2〈木をつかおう〉 詳しくは 

 

 

森をささえよう

森林ボランティアとして、森づくり作業に参加する、
寄付や募金で、森づくり団体・企業の活動を支援する。

自然の中で身体を動かしたい、という人は、実際に森へ行き、森林ボランティアとして森づくり活動に参加してみませんか? 全国各地で様々な森づくり団体が、初心者が安全に参加できるイベントを実施しています。また、森に行かなくても、寄附や募金を通じて、森づくりを行っている団体・企業を支援することができます。労働力も活動資金も、未来につながる森をささえます。

ACTION3〈森をささえよう〉 詳しくは 

 

 

森と暮らそう

農山村の暮らしを体験する、いっそ移住も?
森を仕事場にすることや、森林組合に就職することも。

都市部に暮らすひとは、農山村を訪れて、まずは森と共生する暮らしにふれてみませんか。その豊かさに気づいたなら、移住も視野に入ります。環境が整えば、仕事場を森に移すことも可能になってきましたし、森林組合などで本格的に森の仕事に従事したい方にも、さまざまな支援があります。そして、消費者として、暮らしの中で森の恵み(特用林産物)を活用することも、地域と森を守ることにつながります。

ACTION4〈森と暮らそう〉 詳しくは 

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