名古屋造林素材生産事業協会(美谷添里恵子会長)では、林野庁中部森林管理局が推奨する森林・林業社会貢献活動に積極的に取り組んでおり、毎年各支部では、各会員と協力しつつ地元の森林管理署や地域住民のニーズに沿ったボランティア活動を実施しています。
これらの取組の一環として、毎年8月には「山の日」の記念行事として、当協会東濃支部と名古屋林業土木協会(三尾秀和会長)の東濃3支部と連携し、岩村国有林に隣接する岩村城跡や歴史資料館周辺(恵那市岩村町)の森林づくり活動(環境整備作業)を実施しており、8月8日(金)に刈払機を使って周辺の草刈り作業を行いました。
今年も各地で記録的猛暑が続く中、現場でも朝から大変厳しい暑さの中での作業となりましたが、両協会の参加メンバー24名は、熱中症や蜂刺されに注意しつつ急傾斜など足場の悪い環境で刈払機作業時の十分な作業間隔の確保・確認を徹底しながら作業をすすめ無事予定した作業を完了しました。
これら両協会による地域の貴重な観光資源の継続的な環境整備活動は、地元からも大変に感謝されており、当日は恵那市岩村振興事務所長が早朝から現場に駆けつけてこられ、「近年岩村でも地域の過疎化・高齢化が進む一方、インバウンドなど観光客が徐々に増えており、地域の環境整備が課題の一つであることや、地元住民も地域の環境整備に取り組んでいるが、森林・林業のプロによる環境整備はとても助かっている」などの感謝の言葉がありました。
両協会では、これからも地域のニーズに応えた森林整備の実施など社会貢献活動に取り組んで参ります。