(社)名古屋林業土木協会久々野高山支部(林 俊宏 支部長)は、豪雨による土砂災害を受け治山工事を施工し復旧した胡桃島国有林の治山施工地に於いてどんぐりの苗を植栽しました。
胡桃島国有林は霊峰御岳の裾野にあり、飛騨森林管理署(高山市:原 修 署長)が管理する国有林で、施工当初はドングリを埋めて芽を出させる「ドングリコロコロ大作戦」に取り組み、昨年は会員が育てたドングリの苗を、そして今年は地域で芽がでた苗を山引きして植えました。
写真でみると緑の草原のようにきれいですが、施工当事は真っ茶色のガラ場、飛騨森林管理署における緑化工のあとにボランティアで植樹を進めて来てこんなに緑になりました。当日は20名の会員が参加し、現地の土壌は流出した土砂を整地した箇所でガラ場のため土も入れながらの植樹になりました。
最後に全員で記念写真を写しましたが、治山工事の箇所はいかに早く森林を復元するかにあり「えっ、ここ工事したとこなの」とわからなくなるのが少し寂しい気もしますが、それが森林の整備を通じて住民の安全・安心につながる治山、森づくりに取り組む治山の役割と考え、近い将来木々で覆われた施工地を夢見ながら、これからも”フォレスト・サポーターズ”として取り組んでいきたいと考えています。