「源流からの贈り物 〜森と共に歩み・学び・そして暮らす〜」をテーマに、第41回岐阜県みどりの祭りが、県、飛騨市などの主催で開催されました。
(社)名古屋林業土木協会神岡支部(松葉慶一支部長)では、今年9月に開催されるぎふ清流国体、ぎふ清流大会をPRする旗を会場周辺道路に設置したほか、祭典当日は記念植樹のお手伝い、駐車場整理などにフォレスト・サポーターズの取り組みとして協力しました。
会場の山之村牧場は雄大な北アルプスの山麓に抱かれた標高1,000mの高地に位置し、雨上がりの新緑がまぶしいくらいの中、約500人の人たちが参加。祭典は記念植樹(写真)が行われたあと、緑化功労者への表彰やみどりの少年団紹介などが行われました。
式典にあたり実行委員会委員長の井上久則飛騨市長は「飛騨市は9割が森林。ここ山之村には岐阜県の岐阜の宝もののひとつ、深洞(ふかど)湿原があり、豊かな森が土と水を育み、多くの動植物を育てている。先人からの贈り物に感謝し次代に引き渡していくことが大切」などと、源流の森の大切さなどにふれながら歓迎のあいさつをされました。
井上市長のあいさつに出た「深洞湿原」は会場の牧場に隣接し、飛騨森林管理署(高山市:清水信之署長)が管理するウレ山国有林にあり、自然観察教育林にも指定されています。
当日会場では体験コーナーも準備され、同署では丸太切りと木工クラフトのブースを準備。少し雨模様でしたが家族連れの方々が訪れていました(写真)
神岡支部では今後もフォレスト・サポーターズ活動として地域と国有林を結ぶ取り組みに関係機関と連携し協力して行く考えです。