今月11日、飛騨古川ではJR高山線全線開通80周年記念事業として、絢爛豪華な古川祭りの屋台曳き揃えなどの祝賀行事が行われました。この高山線は10年前の台風23号災害で当時の河合村「角川駅」から富山県境までの間がずたずたになる被害が発生しました。これをさらに遡ること5年、平成11年には台風16号及び秋雨前線による豪雨により河合村稲越地内で甚大な被害が発生しており、度重なるゲリラ豪雨災害を教訓に災害に強い森林づくり、川上、川下の連携に取り組まれてきた地域です。
中部森林管理局飛騨森林管理署(高山市:田尻 明彦署長)では、これらの災害で国有林内で発生した崩壊地等の復旧に取り組まれてきており、弊社では稲越地区の治山工事施工地周辺で毎年社員や家族などによる植樹を通じて、少しでも早い森林の復元にフォレスト・サポーターズ活動として協力しています。
今年は社員のみによる実施となりましたが、同署から古川森林事務所の荒井宣仁 首席森林官にも参加頂き、指導頂きながらヤマハンノキなどを植栽しました。
あいにく小雨が降る中でしたが、色づき始めた木々が雨に濡れて鮮やかな景色の中、今年も植樹を継続できたことに感謝しながら無事作業を終えました。