岐阜県飛騨市古川町は広葉樹が多く残る地域です。そんな古川町に飛騨地方の広葉樹を集めた展示林が現林野庁中部森林管理局飛騨森林管理署が管理する黒内国有林内にあります。
その場所はスギやヒノキの苗木を育てていた大洞平(おおどひら)苗畑の跡地です。
苗畑に隣接する森林公園内には大洞平(おおぼらだいら)1号古墳、2号古墳が並んでいることから「二つ塚」と呼ばれており、展示林の名前を「二ツ塚の森」として管理されてきました。
しかし、樹木が大きくなり雪害等で折損、枯損した樹木が出てきたことから、飛騨森林管理署とも連携し森林・林業社会貢献活動として処理作業に取り組んでいます。
飛騨森林管理署の職員の指導のもと、危険な立ち枯れ木や気象害で被害を受けた立木の伐倒・整理と、散策等の支障となる笹等の除草作業を実施しました。
今回は枯れ枝の落下や倒木の危険がある桜など30本余りを整理することができました。
飛騨支部では引き続き「二ツ塚の森」の森林整備を行うと共に、一般の方が多く利用する国有林施設周辺の森林整備や森林パトロールに取り組んでいくこととしています。