林野庁は今年度「日本美しの森 お薦め国有林」93箇所を選定し、29年度予算では「森林景観を活かした観光資源の創出事業」が盛り込まれ、その一つとして林野庁中部森林管理局 岐阜森林管理署(下呂市小坂町:藤村 武 署長)が管理する落合国有林の「御岳自然休養林」内で環境整備事業が予定されています。
同地域には「御岳濁河高地トレーニングセンター」もあり、オリンピックを目指す国内外のアスリートから合宿地として脚光をあびており、下呂市ではこの御岳自然休養林も活用した「第3回 パノラマウォーキング&ジョギング」を”注目のエリアを増田明美さんと歩こう”と題して10月8日(日)に実行委員会方式で開催する事になり、名古屋造素協小坂支部(支部長:細江広仲 南ひだ森林組合長)では岐阜森林管理署、下呂市(服部 秀洋 市長)とも協働したコース沿いの草刈りなど森林整備に取り組みました。
支部では9月27日が御岳噴火から3年目の日となることから、慰霊の気持ちを表するためこの日に作業を実施することとし、作業開始にあたり支部長が献花し全員で黙とうをするなか、全員で”ガンバルゾ”の写真を写し、森林・林業社会貢献の一環としてフォレスト・サポーターズ活動に取り組みました。
当日はNHKテレビを始め新聞社など多くの報道陣の取材も現地であり、細江支部長が突如インタビューを受けるなど大変慌ただしい中ではありましたが、全体を企画した今井陽治 南ひだ森林組合業務課長さんの進行で粛々と進められ、「まずは安全第一で」と注意喚起される中、関係者22名が椹谷林道沿いの草刈り作業などに取り組みました。
現地の木々は少し色づき始めており、開催日の10月8日には市民をはじめ全国から来られた方たちが、すっかりきれいになったコースの中、美しい紅葉を楽しみながらジョギングを満喫していただけると思います。