富山市大沢野町は風の町といわれており、大沢野国有林は全国でも珍しい山から吹き下ろす風が河川敷を伝わり近隣の田畑に被害を及ぼさないように防風林として指定されています。
しかし、近年ゴミの投棄が目立つようになり、林野庁中部森林管理局富山森林管理署(富山市:梅木洋一 署長)では、中部森林管理局が取り組む国有林ゴミゼロ運動として清掃活動に取り組まれており、同国有林では今年で4年目の実施となります。
富山支部(高平 剛支部長)も酒井健吉 環境・社会貢献委員を中心に9社12名が参加し富山森林管理署の職員の方13名とともに4班に分かれ約1kmに及ぶ防風林から人力で投棄されたゴミを運び出し、さらに一輪車で自動車が入る場所まで運搬しトラックに積み込みました。
防風林内は傾斜が強く森林が生い茂り、足元と頭上に注意しながらの困難な作業となりましたが、参加者の頑張りで8m3のコンテナボックスに6割程度のゴミを運び出すことができました。4年間継続してきた成果が表れゴミの量は昨年と比べると4割程度減少しました。さらに、作業中に近隣の住民の方から労いの言葉と共に「昔に比べるとゴミが減って助かっている」という言葉を頂き、この活動を通じた地域・社会貢献への成果も改めて実感する一日となりました。
同支部では、今後も国有林野事業に携わる団体として富山森林管理署と協働し元気な森づくりの取り組みにフォレスト・サポーターズ活動として取り組んでいきます。