名古屋林業土木協会 古川支部(柳七郎支部長)では 中部森林管理局が奨励する森林・林業社会貢献活動に毎年取り組んでおり、今年は、岐阜県が全国に誇るふるさとじまん“岐阜の宝もの”に選ばれている「天生県立自然公園」において登山道整備にフォレストサポーターズとして取り組みました。
天生県立自然公園は 飛騨森林管理署(高山市:和佐英仁署長)が管理する天生国有林にあり、雪解け直後の6月初旬のミズバショウに始まり、ニリンソウ、サンカヨウ、ニッコウキスゲなど、9月中旬頃まで絶えることなく四季折々の花々が咲き乱れます。10月上旬からは、ブナ、ナナカマド、カエデ、ウルシ類などが色付き、様々な色彩を見せる紅葉が美しく、多くの登山客が訪れます。
当日は、飛騨森林管理署 小枝幸博森林技術指導官、上島弘幸古川森林事務所首席森林官にも参加していただき、支部会員を含め総勢13名で、滑りやすくなった、登山道に階段工を施工し登山しやすいようにしました。
天生湿原は 乾燥化が進みイヌツゲなどの侵入も見られましたが、有識者の助言によりイヌツゲの除去作業を行い、登山道の整備により登山者も増加するなど、昔の景観を取り戻してきており登山者からも喜ばれています。古川支部では地域の一員として今後も国有林と地域が連携する貴重な自然財産保全に取り組んでいく考えです。