金華山は岐阜市のシンボルとして、その歴史は織田信長や斎藤道三の居城だった岐阜城趾があります。
岐阜市街地にあってこのような森林が残ったのは「天領・お留め山」「御料林」そして戦後は国有林として各種規制をかけて保護・管理されてきたことにあると言われ、山全体が、ツブラジイ・アラカシを主とした照葉樹で覆われており、「金華山」の山名は、5月頃になるとツブラジイの花が咲き山全体が金色に光り輝いて見えることから付いたとも言われています。平成23年2月に山麓の居館跡や岐阜城、山全体が国の史跡に指定されるなど、歴史的にも貴重な場所となっています
金華山国有林を管理する岐阜森林管理署(下呂市・宮崎英伸 署長)では、昨年からゴミの回収作業を進められていることから、一般社団法人名古屋林業土木協会青年部(八賀重彦 部長)はボランティア活動としてゴミ回収作業に協力する予定でしたが、当日はあいにくの雨天となり、急峻な箇所での作業が危険なため、金華山への登山道周辺の清掃活動に変更し取り組みました。
総勢38名が、4班(七曲り、百曲り、めい想小径の各登山道と東坂ハイキングコース)に分かれ、雨の中カッパを着て登山道周辺のゴミ清掃に取り組みました。当地区は、地元のボランティア団体等が登山道の補修、清掃等に協力しており、登山道はゴミも少なく良く整備されており、回収したゴミの量はわずかでしたが、久しぶりの登山道は小鳥のさえずりやリスの姿も見ることができ一時のやすらぎを感じました。しかし、急峻な登山道で普段運動不足の部員は膝がガクガクし大変だったようです。
協会青年部では今後も国有林野事業に携わる団体として、元気な森林づくりの取り組みにフォレスト・サポーターズ活動として取り組んでいきます。