岐阜県下呂市小坂町には落差5m以上の滝が200箇所以上あり、日本屈指の滝の多さを誇ります。その多くは御嶽山が過去に噴火した際流れ出た溶岩によって造られ、今も川の流れの浸食などにより姿を変えています。
滝めぐりでは、清流の飛沫が創りだす虹や、野生動物に出逢えることしばしば。春は新緑の息吹を感じ、夏は五体を涼味で満たし、秋は赤や黄色に染まるふわふわの大地を踏みしめ、冬はかんじきを履いて凍った滝めぐりなど四季折々にもお楽しみことができ、「里山ふれあいゾーン」、「奥山挑戦ゾーン」、「秘境探検ゾーン」の3つのゾーンに分けられ専門ガイドの案内で巡ることができます。
こららの滝の殆どが、岐阜森林管理署(宮崎英伸署長)が管理する落合国有林内に所在しており、入山者が安全に滝めぐりができるよう適切な保全が課題となっています。
名古屋林業土木協会小坂支部(梅田桂司支部長)では、中部森林管理局が推奨する森林林業社会貢献活動に取り組んでおり、その一環として11月28日に「観音滝」へ通じる歩道等の整備に取り組みました。
当日、岐阜森林管理署より千葉求次長はじめ3名にお越しいただき、小坂支部会員12名が参加し、歩道の草刈り、灌木や危険木の除去、滑落の恐れがある箇所への防護ロープの設置などを行いました。
地元振興事務所やボランティアガイドから感謝の言葉をいただきました。
小坂支部では今後も地域と国有林が連携し森林にふれあう取組に、フォレスト・サポーターズ活動として協力していく考えです。