林野庁中部森林管理局東濃森林管理署(中津川市付知町:千葉 求 署長)管内の岩村国有林には日本三大山城の一つである岩村城址があり、例年8月の祝日「山の日」の前に、協会は森林・林業社会貢献活動の一環として、名古屋林業土木協会と協働して岩村城址や、薪能会場となる岩村城藩主邸跡周辺の森林づくり活動に取り組んでいます。
東濃支部会員10名余りは、史跡と一体となって、文化的・歴史的価値のある景観を構成している松林など、岩村城藩主邸跡周辺の草刈り等を分担し作業しました。
今年は新型コロナウイルス渦の中、薪能の催しは中止となりましたが、貴重な観光資源の継続的な環境整備は地域から期待されており、参加者は検温・体調チェックや保安帽のあごひもに取り付けるフェースシールドの装着等の感染防止対策を徹底しました。
美しい石垣や長い歴史があることから、2006年に日本城郭協会が認定する「日本百名城」にも選定された山城(岐阜県内では岐阜城と岩村城跡の2ヶ所のみが選定)へは、石畳を経て往復2km、1時間程です。城跡の周辺では残された旧藩時代からのスギ、ヒノキ、アカマツ等の天然林と、混在するスギ、ヒノキ等の人工林が見られます。
国有林おさんぽMAP等を参考に、史跡の残る森林を訪ねてみて下さい。