愛知県一円の国有林を管理する愛知森林管理事務所(新城市:岩井広樹 所長)では、都市近郊林の国有林を多く管理していることから、国民の森として市民と森とのふれあいの場を多く提供しています。しかしその一方で日頃の呼びかけにもかかわらず心ない住民による不法投棄も後を絶たない状況があります。
このようなことから同事務所では毎年5月30日の「ゴミゼロの日」には瀬戸市にある定光寺自然休養林(瀬戸国有林)において、瀬戸市など関係する団体と協働しゴミ集めを実施しており、今年も5月30日に実施する予定でしたが、台風の接近により延期となりこのほど実施されました。
この定光寺自然休養林は名古屋市から車で30分m近くにはJR中央線定光寺駅や愛知環状鉄道中水野駅があるなど、交通の便が良く多くの市民が「国際森林年」の国内テーマ”森を歩く”場所です。
(社)名古屋林業土木協会愛知支部(安藤 勝啓 支部長)ではフォレスト・サポーターズとして様々な取り組みにボランティアとして協力してきており、今回の530運動にも回収したゴミの運搬車輌やゴミ回収などに協力しました。
当日は約30名が参加。心配された雨もふらずゴミを集めましたが、大型の冷蔵庫が道下に投棄されていたり、毎年この活動を実施し日常的にもパトロールしているにもかかわらず、後を絶たない状況にはあきれるくらいですが、活動する姿をみて一人でも多くの方が森や自然が多くの人で支えていることに気づいていただき、ゴミのポイ捨てがなくなればと感じました。