天生峠は岐阜県飛騨市河合町と大野郡白川村の境界にあります。
天生峠は飛騨の匠と籾糠山、泉鏡花の高野聖など伝説の地で、その風景は東山魁夷の画いた「山雲去来」としても有名です。
「天生峠」周辺は天生県立自然公園に指定され、その多くは飛騨森林管理署(高山市:原 修 署長)が管理する天生国有林で、高層湿原やブナ、カツラの天然林など、豊かな自然が残っており地域の貴重な自然財産として協議会を中心に保全活動に取り組まれています。
(社)名古屋林業土木協会古川支部(柳 七郎 支部長)では、毎年湿原や歩道の保全活動に取り組んでおり、今年も湿原を保全する木道整備を実施する予定で資材等を準備しましたが、当日台風12号の影響であいにくの荒天のため天生峠駐車場周辺のオオバコ除去作業を行いました。
当日は支部から11名が参加、飛騨森林管理署からも今井道博次長、塚腰進首席森林官に参加頂き、軽トラック一杯のオオバコを除去することができました。飛騨署では中部森林管理局が取り組むメールマガジン9月号に日置順昭 流域管理調整官がフォレスト・サポーターズ活動紹介をされるなど積極的に取り組まれておりますので、是非皆様も林野庁HPからメルマガの登録をお勧めします。
古川支部では「国際森林年」の今年、林野庁の呼びかけに応え地元古川町の小学校とグリーンウェイブ2011として記念植樹に取り組んでおり、これからも地域の貴重な自然が多く残る国有林を主なフィールドとして”フォレスト・サポーターズ”活動に取り組んでいく考えです。