(社)名古屋林業土木協会古川支部(柳 七郎 支部長)では会員5社と飛騨森林管理署日置順昭流域管理調整官、四ツ嶽誠業務第二課長、塚腰進古川森林事務所首席森林官とともに、総勢14名で天生湿原と呼ばれ多くの登山者を魅了する湿原を守るための木道整備にフォレスト・サポーターズとして取り組みました。
この湿原は飛騨森林管理署(高山市:清水信之署長)が管理する天生国有林にあり、湿原、ブナ原生林、カツラの原生林など自然豊かな場所で県立自然公園にも指定されています。
当日は駐車場から現地まで材料の木材などの運搬と現地で傷んだ木道を修繕といった作業でしたが、すべて人力での作業でもあり、日頃鍛えた体もさすがに疲れを感じるほどでした。
天生湿原は乾燥化が進みイヌツゲなどの侵入も見られましたが、有識者の助言によりイヌツゲの除去作業を実施したり、木道の整備により水の流入も増えるなど、昔の景観を取り戻しており登山者からも喜ばれています。
古川支部では地域の一員として今後も国有林と地域が連携する貴重な自然財産の保全に取り組んで行く考えです。