世界文化遺産に登録されている岐阜県白川村には、日本有数のブナ原生林が残る「白山白川自然休養林」があり、ブナに囲まれて宿泊する野営場や、エメラルドグリーンの白水湖、そして「白水の森」など豊かな自然に恵まれています。
しかし身近にある素晴らしい自然も地元の子どもたちはあまり訪れていないのが実態で、飛騨森林管理署(清水信之 署長)は、白川村立白川小学校(加藤昭宏 校長)と話しをする中で、4年生13人が休養林で休憩用の丸太椅子を設置したり森林にふれあう体験活動に取り組むことになり、昨年同休養林のオフイシャル・サポーター協定を締結した名古屋林業土木協会(梅田豊 会長)も協働して実施することになりました。
当日は普通なら梅雨のまっ盛りで天候が心配されましたが、8日に梅雨明けし、不安定な天候でしたが雨上がりの白水の森で、飛騨森林管理署の森林ふれあいを担当する安江友美子さんの進行で、協会荘川支部(小坂勝美 支部長)の9名が整備する駐車場の草刈を見学し、全員でエメラルドグリーンの白水湖をバックに「がんばろー!」と気勢をあげ記念写真を写しました。
その後白水の森に設置する丸太椅子をペーパーできれいにし、思い思いの絵を描いて(写真)森に運搬。参加者とともに少し整地して設置しました。
当日は加藤校長のほか担任の三島真紀先生、飛騨森林管理署からは清水署長、大森裕司総括森林整備官、山内里美地域技術官も参加され、白水の森を歩いた子どもたちからは「気持ちいい」「涼しい」「また来たい」などの声が聞かれました。
午後からは飛騨森林管理署白川森林事務所森林官の成瀬徹森林官による森林教室が開かれました。
協会からは環境・社会貢献委員会の柳七郎委員長も参加。オフイシャル・サポーターの協定を締結し、昨年は外来種除去、今年は子どもたちとの活動に協力することができ、活動を通じて森林づくりや地域への貢献につながっていることにふれ、こういった活動が大切でありこれからも取り組んでいく考をが述べられました。