名古屋林業土木協会 富山支部(高平剛 支部長)では、林野庁中部森林管理局富山森林管理署(富山市:中島孝雄 署長)が管理するブナ坂国有林(立山地域)において12名が参加し環境整備に取り組みました。
この取り組みは、富山県の呼びかけで「山の日」制定を記念し、県民協働で総合的な山岳環境の整備を行う初めての試みとして実施され、富山森林管理署、国立登山研修所、環境省立山自然保護官事務所、立山黒部観光(株)、富山県、富山県警察山岳警備隊、ナチュラリスト協会、一般参加者を含め総勢167名の参加がありました。
活動内容は、木道に滑り止めの設置(釘打作業)、外来植物除去、草刈りやゴミ拾いなど各班に分かれて実施され、支部会員は、弥陀ヶ原遊歩道内の歩行者の安全確保として滑り止めの設置など午前中取り組み、午後からは、富山森林管理署、富山県自然保護課の職員の皆さんと、ゼニゴケマットの除去活動を行いました。これは当初、植生のために敷設したゼニゴケマットが、敷設していないほうが植生に良いということでマットを撤去することになったものです。
作業終了後、ナチュラリスト協会の職員さんたちによる、弥陀ヶ原遊歩道内の自然観察会に参加し、遊歩道内の植物の説明、また外来植物の除去の必要性について説明を聞き、環境整備の大切さを学ぶことができました。
富山支部では引き続き地域の一員として、またフォレスト・サポーターズ活動の一環として富山森林管理署と協働して取り組んでいく考えです。