「みどり」についての国民の造詣を深めるために、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発その他「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に、内閣総理大臣が授与する『みどりの学術賞』。
今年は、細胞生物学の分野で、葉緑体とミトコンドリアという、植物が太陽のエネルギーを利用するための必須の機能を担う細胞小器官の分裂・増殖・遺伝の仕組みを明らかにした黒岩常祥博士、森林植物学の分野で、森林における樹木とキノコなどの生命間の相互作用を明らかにした鈴木和夫博士の受賞が決定しました。
受賞者の成果から、私たち人間が「みどり」と共に生きるにはどうすればよいか、細胞や森林の中にみられる共生の在り方に学ぶことも多いのではないかと思います。