元気な森を育み、次の世代へと引きついでいくために
わが国は、国土の3分の2が森におおわれた世界でも有数の森の国であり、古くから暮らしや産業などのさまざまな場面で森の恩恵を受けてきました。
しかし近年では、林業経営の悪化や山村の過疎化などにより、「植えて、育てて、収穫して、上手に使って、また植える」という「森づくりの循環」が途切れてしまったため、森が元気を失い、本来のチカラを発揮できなくなりました。
このような現状を受けて誕生したのが「フォレスト・サポーターズ」です。
「フォレスト・サポーターズ」は、林業にたずさわる人や山村に住む人だけでなく、都市に住む人々や企業等にも参加を呼びかけ、森のためにできるアクションをおこし、みんなが手を取り合って元気な森のチカラを取りもどすことを目指しています。
森の適切な手入れを行うだけでなく、木を使うことや森にふれることなど、それぞれの団体やその中の一人ひとりがアクションを実行することが「森づくりの循環」をよみがえらせることにつながります。
さあ、あなたも身近にできるところからはじめて、みんなで森を支えていきましょう。
「植えて、育てて、収穫して、上手に使って、また植える」という「森づくりの循環」を再生させることで、元気な森のチカラを取り戻すことができます。
「フォレスト・サポーターズ」では、「森づくりの循環」をよみがえらせるために必要な具体的なアクションを4つに定めました。
森で行われるイベントや活動に参加してみよう。
休みの日や自由時間には、森や木にふれてみましょう。森に親しみ、知ることは、森林づくりへの第一歩です。また、森で行われるイベントや活動への参加は、森に関わる活動を行う団体や地域を活性化させ、森林づくりを進めるチカラにもなります。詳しくは
間伐材などの国産材でつくられた製品をつかってみよう。
暮らしの中で間伐材などの国産材でつくられた製品をつかってみましょう。日本の森や木を活かす仕事に関わる人たちを元気づけるとともに、森に手を入れ、使い、育てるという「森づくりの循環」を再生させ、森のチカラを取りもどすことにつながります。詳しくは
募金やボランティアをしたり、ふるさとの森を手入れしよう。
会社や団体、個人やグループで、ボランティアによる森林づくりや所有している森の手入れを進めましょう。直接、森の手入れなどの活動ができない人は、緑の募金などを通じて、森林づくりの取り組みを応援しましょう。詳しくは
農山村の暮らしにふれたり、森で働いてみよう。
都市部に暮らす人は、農山村を訪れて、森と共生する暮らしや知恵にふれてみましょう。また、森を仕事場として、森とともに暮らしたいと考える人は、「緑の雇用」などの制度を活用し、森で働いてみましょう。詳しくは
「美しい森林づくり推進国民運動」ダイジェスト動画
「美しい森林づくり推進国民運動」「森のための4つのアクション」がわかりやすくまとめられています。ぜひご覧ください。