活動の目的・理念とその概要

林業は低炭素社会・自然共生社会の基幹産業

森の恵みの一つである木材は、再生産が可能な循環型資源であることから、それを生産する林業は、持続可能な低炭素社会、自然共生社会を実現していく際の“基幹産業”と捉えることができます。さらに、森を手入れすることは、豊かな水を育み、憩いの場を提供し、さらには自然災害も抑制するため、林業は森づくりを通して日本の国土や私たちの暮らしを支えているのです。つまり、林業に就業して森で働くことは、地域、日本、そして地球の豊かな環境を育むこと、ひいては、地域の未来、日本の未来、そして地球の未来を拓くことにもつながるのです。

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「緑の雇用」で生まれた、林業への就業の新たなうねり

しかしながら、木材価格の下落等による林業の低迷が影響して、林業就業者は一貫して減少傾向にあり、2005年には約5万人と20年前の2割の水準まで低下しています。さらに、就業者の高齢化も進行しており、2005年には65歳以上が約25%、50歳以上が約70%を超える状況となっています。つまり、20年後、30年後には、日本の“森の守り手”である林業従事者が大幅に減少してしまうことが考えられます。
こうした状況を受けて、林野庁は2003年から「緑の雇用担い手育成対策事業」を開始しました。林業への就業を考える都市部のU・Iターン希望者等を対象に、都市部での就業相談会や、森林組合による実地研修の受入等を開始しました。近年、森の中で働きたいという人々が増えており、新規就業者は増加傾向にあって農山村地域への新たな都市住民の定住により、地域活性化等のさまざまな成果につながりつつあります。

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活動のタイプ

森林組合等で働く

foresapo-kurasu-hataraku_img4「緑の雇用」等のさまざまな研修制度や、「林業労働力確保支援センター」による就業支援事業を活用して、森林組合や林業会社に就職することで、本格的に林業をはじめることができます。

「緑の雇用」総合WEBサイト

自営で働く

foresapo-kurasu-hataraku_img5林業労働力確保支援センター等のアドバイスを受けながら、所有している森を活用したり、森林所有者から管理委託を請けて、自営で林業に参加することも可能です。

林業労働力確保支援センター

副業として働く

foresapo-kurasu-hataraku_img6林業は季節労働的な側面があるため、農山村地域で暮らす人々の中には、林業に副業的に携わっている人も少なくありません。副業からはじめてみるのも、1つの関わり方です。

建設業者等、異業種からの林業参入

foresapo-kurasu-hataraku_img7林業事業体と景気の悪化等により仕事不足に悩む建設業が連携して路網整備、間伐等を実施する動きがみられますが、路網開設技術や、伐採、搬出等の技術・知識の習得、労働安全衛生の徹底等を図ることが重要です。

サポート制度・情報

WEBサイト

「緑の雇用」総合ウェブサイトや、林業就業希望者向けサイト「N.W.森林いきいき」等では、林業就業や森林経営に関するさまざまな情報が掲載されています。

「緑の雇用」総合WEBサイト
N.W.森林いきいき

相談窓口の設置

林業への就業希望者や、定年退職やUターンを機に所有森林等を活用した森林経営・管理を考えている方に対する相談窓口が、全国の都道府県に設置されています。

N.W.森林いきいき

就業相談会の開催

foresapo-kurasu-hataraku_img8林業就業を目指す方々を対象に、「緑の雇用」事業や現場で活躍する方々の“生の声”の紹介や就業に向けた個別相談等を行っているイベント「森林の仕事ガイダンス」等が、全国主要都市で開催されています。

森林の仕事ガイダンス

林業見学・体験ツアーの開催

foresapo-kurasu-hataraku_img9林業就業を目指す方々が現場の雰囲気を肌で感じることができるように、就業ガイダンスをはじめ、作業現場の見学や林業従事者との交流等を行っているツアーが開催されています。

林業見学・交流ツアー

林業就業支援講習会の開催

foresapo-kurasu-hataraku_img10厚生労働省による林業就業支援事業として、基本的な林業の知識の講習・実習から、資格取得や個別の就業・生活相談まで含めた20日間程度の講習会が開催されています。

林業就業支援講習会

 

「緑の雇用」研修制度

foresapo-kurasu-hataraku_img11林業就業に必要な技術・技能を約1年間で習得する「基本研修」、2~3年目のレベルアップのための研修制度「技術高度化研修」、「森林施業効率化研修」が用意されています。

緑の雇用担い手対策事業