今回の自治体勉強会では、定員を大幅に超える多数のご来場者の皆様にお越しいただき、誠にありがとうございました。当日の発表資料と写真を掲載いたしましたので、ぜひご覧ください。
(更新:2018年2月5日)


近年、欧米では幼児期において外遊びを義務化する動きの広がりなど、グローバル社会を「生き抜く力」を育むために、森をはじめとする豊かな自然環境を多様な体験活動に積極的な活用を通して、“保育・幼児教育の質”を高める取組への関心が高まりを見せています。

そうした中で、“森と自然を活用した保育・幼児教育”の推進が、地方創生のための環境整備につながると考え、認証・認定制度を創設したり、人材育成や指導者派遣等の支援施策を創設したりする自治体が増えています。

さらに、幼児期に裾野を拡大して森林環境教育・森林ESDを推進する自治体や、子育て世代の高いニーズに着目して、“森のようちえん”等に対する支援施策を充実することで、移住促進を図っている自治体も台頭しています。

そこで、2018年4月に新たな「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」が導入されるタイミングに、その動きをさらに拡大し、各自治体の施策の充実と質の向上を図るために、先進的な取組を幅広く情報共有し、学びあいを進め、ネットワークづくりを進めるために、本勉強会を開催いたしました。

チラシを見る(PDF883KB)

概 要

日 程 2018年1月26日(金)13:30~17:45(受付 13:00~)
会 場 近畿中国森林管理局 4階 大会議室
(大阪市北区天満橋1-8-75(Googleマップで表示する))
交 通
  • JR大阪環状線「桜ノ宮」駅西口から徒歩5分

駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。

主 催 公益社団法人 国土緑化推進機構
共 催 林野庁、近畿中国森林管理局、鳥取県、長野県、広島県
来場者数  160名 

内 容

1.概要報告①「保育所保育指針改定・幼稚園教育要領改訂を踏まえた “森と自然を活用した保育・幼児教育” の最新情勢」

  • 杉山 浩之(広島文教女子大学 教授、日本自然保育学会 理事)【発表資料】
  • 木俣 知大((公社)国土緑化推進機構 政策企画部 政策企画課長)【発表資料】

2.概要報告②「幼児期を対象とした森林環境教育の動向」

  • 藤原 淳一(林野庁 森林利用課 山村振興・緑化推進室)【発表資料】

3.“森と自然を活用した保育・幼児教育”の認証・認定制度の創設事例紹介

4.多様な部署による“森と自然を活用した保育・幼児教育”支援施策紹介

5.自治体と連携した“地方創生・移住促進”に貢献する「森のようちえん」の取組事例紹介

6.質疑応答・ディスカッション

  • 概要報告者・事例発表者
  • (進行)国土緑化推進機構

各県の取り組みについて

鳥取県

森のようちえんに対しては「とっとり森・里山等自然保育認証制度」を、保育所や幼稚園等には「とっとり自然保育認証制度」により全県で自然保育を推進中。

(福祉保健部子育て王国推進局子育て応援課)

長野県

多様な体験活動を通じた子どもの自己肯定感の向上を目指し、平成27年度より「信州型自然保育(信州やまほいく)認定制度」を推進中。公私含め152園が認定されている。

(県民文化部次世代サポート課)

広島県

昨年10月に「ひろしま自然保育認証制度」を創設し、あわせて野外での安全対策や保育の質の向上のための研修費用の助成制度を創設。

(健康福祉局安心保育推進課)

当日の様子

お申し込み

参加ご希望の方は、下記「申し込みフォーム」からお申し込みください。
>>申し込みフォーム(受付終了しました)

お問い合わせ先

公益社団法人 国土緑化推進機構 政策企画部(担当:木俣)
TEL:03-3262-8437 E-mail:メール

関連イベント

この勉強会の翌日(1/27)、同会場で「平成29年度 森林環境教育(森林ESD)活動報告・意見交換会」が開催されます。こちらもぜひご参加ください(参加申し込みは別々です)。
(主催:林野庁 近畿中国森林管理局 箕面森林ふれあい推進センター)