エコプロダクツ2010「国際森林年『明日の森林を語る』」トークショー満員御礼!

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トークショーの様子
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草野氏、林野庁長官
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宮林事務局長
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国際森林年への抱負宣言!

「エコプロダクツ2010」の「環境コミュニケーションステージ」で、美しい森林づくり全国推進会議事務局長の宮林教授、フォレ・サポメンバーでフリーアナウンサーの草野満代さん、皆川芳嗣林野庁長官の3名が 日本の森林・農山村の将来について語り合うトークショーが行われました。

 岐阜県出身の草野さんが 周囲を山に囲まれた故郷を高校卒業後に離れたものの、離れてみて故郷やそこにある山を想う気持ちになったこと、遠くからみると昔と変わらずに見える山も、近付いてみると不健全になっていることがよくわかり、それは幼いころに山に囲まれて育ったからこそ分かるものであることを話され、これをきっかけにトークショーは始まりました。

 宮林事務局長も、昔は手伝いと称して山や田畑にいくことがあり指導してくれる人がいたが、就業構造が変化して山のことを分からない人が増えてきたことが懸念され、森林は国土の68%を占め、国土の安全保障の意味でも山に足を運ぶことが重要であると話されました。

 また、草野さんがご自宅のお風呂を故郷岐阜のヒノキを使ったものに替えられたことを披露されると、宮林事務局長からは「ふるさとの木をつかおう」をキャッチフレーズに、木製品を生活に取り入れるようにしたらどうかという提案がありました。
林野庁長官からも、国産材が高いように思われているがそれは事実ではないので、日本の森林のために国産材を使っていただきたいという話がありました。
 さらに、所有者や境界のわからない森林=「無縁林」が増えてきており森林整備に支障をきたしてきていることに話が及ぶと、長官からは来年平成23年を日本の森林の再生元年とするよう必要な法改正などをしていきたいとの意気込みが語られました。

 来年の国際森林年に向けても、森を守ることが世界共通の課題であり、ロゴマークに象徴されるよう、木は人や動物、水、食料など全てとつながっている。人と森林が遊離してきている現在、フォレスト・サポーターズ運動のように、何がしかの行動を起こすことが必要であることが語られました。

 このほかにも、興味深いトピックが飛び交い、あっという間に過ぎた45分間でした。

 最後にグリーン・サンタが登場し、国際森林年に向けて各自の抱負を宣言しました。

詳しくはこちら
http://eco-pro.com/eco2010/stage/index.html