私達フォレストサークル・あいち(FCA)が、愛知森林管理事務所(豊田森林事務所)の許可を得て、継続して取り組んでいる定光寺自然休養林の森林整備活動も、今回で52回目を数えました。
定光寺自然休養林は名古屋市の北東部に隣接した瀬戸市北西部の丘陵山地で、人工林と天然林からなる緑豊かな森林区域に、森林交流館(丸根山駐車場に隣接)、約二ヘクタールの樹木見本林、二十キロを超える遊歩道も整備され、東海自然歩道も通っていますので、ハイキングや森林浴、樹木観察など自由に楽しむ事ができます。
私たちFCAはその中の丸根山尾根部から南東斜面の遊歩道を挟んだ上部エリアと下部エリアを担当し、約7年前から整備を行ってきました。
かなり前に山火事で焼損した下部エリアですが、担当当初には背丈を超える笹に埋もれ成長の遅かった樹木も、その後の継続した笹刈りで勢いを得て徐々に成長してきました。また、上部の密集樹木エリアは除伐を進め、随分明るく風も通る様になってきました。
今回は、前日から東北地方を通過の低気圧から伸びた前線の端っこが当地に掛かり、森林交流館前に集合の頃には雨は上がったものの、参加人数も予定より少なくなり、できる範囲で作業を行う事となりました。
また森林交流館係員からの熊情報も参考に、熊鈴を鳴らし会話をしながら周囲警戒を怠りなく慎重に作業にあたり、前回に続き担当エリア中腹の遊歩道から下斜面に踏み込み、笹刈りや落下の恐れのある枯れ枝除去を行いました。
今後も休養林としての景観を保ち、森林浴や散策の皆さんにより良く楽しんでいただける環境となる様、継続して森林整備に取り組んでまいります。

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