「シンリン・カンファレンス2011〜持続可能な森林を考える会議〜」の9月23日開催を契機に、静岡県浜松市の天竜の森林ツアーと浜松市郊外で里山セミナーを企画しました。森林ツアーは株式会社JTB中部・遠州鉄道株式会社が主催し、里山セミナーはみやこだ自然学校の会が主催します。国際森林年にあたる今年、浜松市は100周年を迎えました。浜松市の今後100年、森林再生は市民生活や企業活動において大きな恩恵をもたらすことは間違いありません。
今回の森林ツアーはまちと山をつなぐ林業、恩恵、信仰の切り口から企画されています。天竜の森や樹、水や空気、智恵や信仰、地元の食を体感できる内容になったと思います。自然に詳しいスタッフも同行します。皆さんのご参加、お待ちしています。
■概要
○テーマ:森を守るひと、森の恵みと水
○主催:(株)JTB中部
○内容:森林の再生と森がもたらす水の恵みを体験する
大栗安の棚田 (集会所「栗砦館」)到着
棚田見学、共有林見学、林業家の大桑透氏との交流
「くんま水車の里」で昼食・五平餅づくり体験
熊平水辺の里オートキャンプ場
熊平一吉氏の「子どもを愛するように育まれた森」の見学とレクチャー
「石神の里」にて阿多古川の清流見学
○旅行代金 6,900円
○食事 昼食付き
■見どころ
○大栗安の棚田
農林水産省の「日本の棚田百選」に認定。
○阿多古川
透明度の高い清流。国土交通省「水の郷百選」、環境省「平成の名水百選」に認定。
■2人の林業家
○熊平一吉氏
床の間などに使われる絞りなどの独特の木材を育てています。2007年度の農林水産大臣賞を受賞された熱心な林業家。
○大桑透氏
大栗安に住む林業家。元天竜市議会副議長で地元の風土に詳しく、遊び心もある自然に詳しい方。昨年、第55回中日造林賞の造林功労者の部で林野庁長官賞を受賞。
※同行スタッフとして静岡県環境学習指導員、加藤正裕が同行。
「循環型社会のミニモデルをつくり体験する」コンセプトでみやこだ自然学校を主催。自然体験イベントや水窪町や春野町でのグリーンツーリズム、子どもキャンプを手掛け、近年は森林CSR調査、静岡県内企業の森づくりのサポートなどの活動もしています。静岡県「協働の底力組」メンバー、川や湖をきれいにする市民会議などに所属。