「聞き書き甲子園」は、毎年、全国の高校生が、「森」や「海・川」の分野で活躍する「名手・名人」を訪ね、その知恵や技を「聞き書き」し、記録する活動です。
第10回を迎える今年は、参加高校生が一堂に集まる開講式を、東京都現代美術館の「フレデリック・バック展」開催を記念し、同美術館講堂で行います。
開講式の様子は一般の方にも公開。当日は、スタジオジブリの男鹿和雄監督作品や「聞き書き甲子園」を描いたドキュメンタリー映画『森聞き』を上映する他、『いとうせいこう GREEN FESTA』(文化放送)の公開収録を兼ねたトークイベントを開催します。
「国際森林年」の今年、「森の大切さ」を考えながら、ご家族や友人と楽しんでいただける内容となっています。
【主な内容】
◆「森と人の暮らし」を考えるフィルム上映
●映画『種山ヶ原の夜』 男鹿和雄監督作品 スタジオジブリ制作
宮沢賢治の作品をもとに描いたアニメーション。炭焼きをする伊藤青年が樹霊たちと出会い、木を伐るべきか、否かをやりとりする、不思議な一夜の物語。
●映画『森聞き』 柴田昌平監督作品 プロダクション・エイシア制作
「聞き書き甲子園」に参加した高校生と名人との出会いを描く長編ドキュメンタリー。国際森林映画祭出展作品。
平成23年度児童福祉文化賞受賞。2010年度日本映画ペンクラブ文化映画部門3位。
◆「いとうせいこう GREEN FESTA」公開収録
いとうせいこう氏が司会をつとめるラジオ番組。「聞き書き」の講師である作家の塩野米松氏や文筆家の阿川佐和子氏の他、「聞き書き甲子園」に参加した経験のある20代の若者たちが出演し、その体験を語ります。
【概要】
◆日時 8月11日(木)
午前の部:10時開場 午後の部:13時開場
◆場所 東京都現代美術館講堂(地下1階)
◆プログラム
《午前の部》
10:20 開会挨拶・映画紹介
塩野米松、フレデリック・バック展関係者
10:30 映画『種山ヶ原の夜』上映
《午後の部》
13:30 主催者挨拶
13:45 映画『森聞き』上映
16:10 トークショー
「自然との向きあう新しい暮らし方 〜森と人との結び付き〜」
ゲスト:塩野米松、阿川佐和子、聞き書き甲子園卒業生
司会:いとうせいこう、石川真紀(文化放送アナウンサー)
※文化放送のラジオ番組「いとうせいこう GREEN FESTA」の公開収録
を兼ねる。
17:10 終了
◆定員 午前の部:一般150名 午後の部:一般100名
※その他、「聞き書き甲子園」の参加高校生および関係者100名が参加。
◆参加方法
当日、朝10時から東京都現代美術館メインエントランス(インフォメーションコーナー脇)にて入場整理券を配布。
先着順にて受付(定員になり次第、締め切り)
◆参加費
無料
※ただし、フレデリック・バック展への入場は、別途、観覧料がかかります。