道端にはタンポポの花が咲き、枯れ葉の中ではカエルが目を覚まし、山もようやく春らしさが感じられてくる4月末。木々も、これから夏に向かって盛んに大地から水分を吸い上げるので、植えた苗も根づきやすくなる、植林には絶好の季節です。
ようやく好天に恵まれ、原宿ラフォーレ前に集合した一行は、冬の間に伐採と地拵えを済ませておいた長野県佐久市大沢の森へと向かったのでありました。今回はTBSの人気番組「王様のブランチ」も取材に訪れる中、森と洋服のプロジェクト活動第6弾、待ちに待ったヒノキ1,200本の植林です!
厳しい寒さの中での伐採〜地拵えという冬場の作業に比べれば、山の間を流れてくる心地よい春風を感じながら行なう植林は、流す汗も壮快です。
苗を植える際のポイントは、土を盛った苗の根元をぎゅっと固めに踏みつけておくこと。これで、風雨に負けない丈夫な苗木が育ちます。今回は初参加の方も多かったのですが、クワで穴を掘り、手際よく苗を植えていく様子を見る限り何の心配もなさそうです。
そして、掘っては植え、植えては踏みつけ、いい汗をかきながら数時間。予定していた1,200本を大幅に上回るヒノキの苗が、山肌をほんのりと緑に彩って、作業の終了です。今後は、夏場に苗の周りに生えてきた雑草木を刈り取る「下草刈り」を行ないながら、苗が周囲の草木に負けない大きさに育つまで見守り続けます。ヒノキよ、立派に育て!