(社)名古屋林業土木協会付知支部(三尾 秀和支部長)は、東濃森林管理署(永井 寛署長)が取り組む「木の文化を支える森」として加子母裏木曽国有林に設定された「裏木曽古事の森」において、カモシカ防護ネットはずしや草刈などの森林整備作業に取り組みました。
この「裏木曽古事の森」は貴重な歴史的建造物に必要な大径木の森づくりのための取組で、木の文化を未来に継承していくために協定され設定されたものです。
当日は「裏木曽古事の森育成協議会」の一員として、また、”フォレスト・サポーターズ”の活動の一環として参加、東濃森林管理署筒井雅敏業務課長のほか鈴木良和ふれあい係長の指導もいただきながら古事の森協議会会員約50名が作業にあたりました。
今年は名古屋市でCOP10が開催されます。この森は付知峡自然休養林の中にあることから夏休みには多くの子どもたちが訪れるほか、近くには「木曽ヒノキ備林」として貴重な建造物への用材供給や学術研究を目的として維持管理されている森林もあり、地元中津川市では「千年の森づくり」が体感できる森林として次代を担う子どもたちの貴重な学習の場と位置づけており、全国から見学者が訪れる場所でもあります。
付知支部では生物多様性の中でこのような息の長い森づくりが国有林で取り組まれていることを体感して頂ければと考え、東濃森林管理署や地域、そして様々なボランティア団体と協働し貴重な自然財産の保全に取り組んでいきたいと考えています。