愛知県豊橋市にあるNPO法人「穂の国森づくりの会」(神野 吾郎 理事長)と毎日新聞社が主催し、林野庁中部森林管理局(城土 裕 局長)が特別後援した、穂の国「いのちの森づくり」植樹祭開催に合わせ、著書「鎮守の森」などで「その土地本来の森づくり」「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」を提唱されて、世界的な植樹活動で知られる宮脇昭 横浜国立大学名誉教授の記念講演会が開催され、(社)名古屋林業土木協会の青年部会(青木 良明 会長)もフォレスト・サポーターズ活動として植樹祭への参加に合わせ会員30が出席しました。
東海地方は前日の8日に例年より13日も早く梅雨明けとなり、講演会当日はうだるような暑さの中、愛知大学豊橋校舎記念会館に市民ら約200名が集まりました。宮脇教授からはその土地本来の樹種としてタブ、カシ類、シイをトップにあげられ、「生産林としてのスギ、ヒノキなども大切だが、管理できないならその土地本来の樹種を植えていくことが大切」などと話されました。
講演に続き環境アニメ劇がめだかのコタロー劇団により公演されました。声優を目指す出演者と映し出されるアニメ画による環境アニメ劇で、参加者は頭にコタローのキャラクターがついたキャップをつけて隣の見知らぬ人と「ハグハグ」肩たたき合いながら劇鑑賞ならぬ劇に参加。気恥ずかしさと笑いの中で森を守ることの大切さを教えられた1時間でした。