「悪い大人をまねないで」11月7日付けの中日新聞社説はそんなタイトルで始まっています。
11月10日から名古屋で始まる「持続可能な開発のための教育」(ESD)を、「大人たちが地球を壊し続けた過去を振り返り、よりよい未来を築くための会議です。」と紹介し、子供たちに向かって語りかけています。社説の最後では「思い浮かべてほしい。皆さんが、ずっと大切にしていたいものは何ですか。未来に残しておきたいものは?」「考えてみてください。大切なものを失わないために、皆さんは、どうしますか?」「未来は、大人のものじゃなく皆さんのものなんです。」と結ばれています。
会場は国連の会議COP10も開催された「名古屋国際会議場」です。写真は冬至の朝の同会場。横を流れる川は「堀川」。名古屋城築城のために開削した運河です。開削を任せられたのは大河ドラマ「軍師官兵衛」にも登場する福島正則。国際会議場の一部を含む一帯は旧 名古屋営林局(現 中部森林管理局)の貯木場跡地です。
中部森林管理局名古屋事務所(山元康則 所長)では、木材の一大集積地熱田の歴史や林業の歴史などを紹介する展示室を整備され広く川下への情報発信に取り組まれており、11日には同展示室内でESDワークショップが開催されるほか、会議場では国土緑化推進機構などが主催するフォーラム、12日には林野庁主催の「森林環境教育の充実とESDの推進」と題したセミナーも開催されます。
会場近くの地下鉄の駅にはESDのポスター(写真)も貼られ、ESDユネスコ会議気運が高まっている名古屋からフォレスト・サポーターズ活動の一環としてお知らせさせて頂きます。