ESDユネスコ世界会議が10日午前、名古屋市「国際会議場」で始まりました。
開会会合には皇太子ご夫妻も出席され、12日までの3日間、世界80カ国、約1,000人の参加が見込まれています。
二日目の11日午前には、(公社)国土緑化推進機構が主催する併催イベント「企業・NPOと学校・地域をつなぐESDフォーラム」のワークショップが、中部森林管理局名古屋事務所にある「林業の歴史と木材利用 展示室」において開催されましたので、フォレスト・サポーターズ活動の一環としてその様子を少しお知らせさせていただきます。
ワークショップは、10日に実施されたエクスカーションで学んだことをどのように応用するか、推進するための課題などについて、トヨタ自動車(株)社会貢献推進部の大島一郎氏、NPO法人穂の国森づくりの会事務局長の森田実氏から取り組み報告を頂く中で、「プログラム」「人材」「資金」「体制」「評価」をテーマに、NPO法人国際理解教育センター理事代表の角田尚子氏がファシリテーターを務め進められました。(写真)
ワークショップの中で角田ファシリテーターからは「カラダに染みついてしまったものを変えなくてはいけない。どうやって変えるかが最大の課題」などと話され、参加者がテーマに対しグループでどんどん意見を出し合い取りまとめられ発表されていました。(写真)
会場には国土緑化推進機構の梶谷辰哉専務理事も来ておられ、川下側で林業や木材の情報発信に取り組まれている展示室について少し伺ったところ「良く生かしてありますね」とお話しされていました。また、名古屋事務所の千葉 求 副所長のお話では、先日は事務所から少し離れた場所にある白鳥小学校の6年生60人が展示室を見学に来ましたとのこと。フォーラムのテーマでもある「学校や地域をつなぐ」取り組みが進められている展示室でワークショップが開かれたのも縁かななどと感じました。