2014年11月9日(日)に開催致しました、「森林セルフケア体験会in京都/糺の森」の活動報告を致します。
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■日時:2014年11月9日(日)9:30〜12:30
■場所:下賀茂神社
■天候:小雨
■担当:牧村 貢好
■参加者:2名(女性2名)
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■担当者より
3人のキャンセルが出たり、小雨の降る寒い一日となり元気の出ない体験会となりましたが、やはり世界遺産の杜はすばらしかった。
秋の紅葉のシーズン直前でもありあまり人が多いと困るなと心配もあったが、雨ということもあり静かな中ですばらしい杜の持つ力に参加者みんなが癒された。
この日は七五三や結婚式もあり、静かな中にも華やいだ雰囲気もあり、この杜の多くのものを結びつける結縁の力を感じながらの体験会だった。
集合場所の案内が悪く、予定の段取りでなく本殿近くから出発。
思いがけず、白石を来年の遷宮のために本宮に収めるという初体験から始まった。
その後、本殿横の御手洗川(葵祭りの斎王代が御禊(みそぎ)をする神聖な場所で、手洗いをした後入り口のほうに戻った。元気が出ていなかったのが、いっぺんにシャンとした。
ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの広葉樹の樹齢数百年の巨木が多く、珍しく明るい鎮守の杜で明るい気分になるのだが、私の好きなところは奈良の小川や瀬見の小川などが流れるそばの小道でよく通いなれた人しか通らない道だ。
その小川に落ちる雨粒のはねる景色やせせらぎの音を数分間じっと聞いていた。ただ、雨の音しか聞こえない中での瞑想、糺の森のすごさを実感した。2千年の人々の祈りや自然の声を聞くごとくだった。
あいにくの天気で、杜の散策、瞑想や呼吸法以外はほとんどできなかったが、禊の儀式を体験したり、杜の力を感じ取れたので、天気が良くて人が多くざわつき感がなくてかえってよかったのではと思った。
どこへ行っても中国人やパワースポットを求めてやってくる女性が多いお寺や神社ばかりの中で、心に残る静かな体験会だった。