林野庁中部森林管理局名古屋事務所(名古屋市:河野 充 所長)では中京圏の一大都市名古屋市にあって、川下側での情報発信などに取り組まれていますが、同時に事務所が所在する熱田区白鳥地区は名古屋城築城に当たり海からの資材搬入に堀川が開削され、飛騨や木曽からの木材が集積された場所であり、木材産業発祥の地と呼ばれていることから、事務所の空きスペースを利用し、木材産業の歴史やこれからの木材利用のPRなどに取り組まれており、このほど「熱田白鳥の歴史館」としてリニューアルし展示を更に充実、地域からも多くの見学者が同館を訪れています。
12日には旧名古屋営林局白鳥貯木場跡地に建設された名古屋学院大学の1年生が同館を訪れ、白鳥地区の歴史を学びました。これは同大学では新入生にまずこの地域の歴史を学んでもらい4年間の大学生活の糧にしてもらいたいという取り組みの一環で、当日は千葉求副所長から白鳥の歴史について貴重な映像を含め説明を聞くとともに(写真)、展示物で体感しながら木材のことなどを学びました。(写真)
なお、同館では7月から元職員で木彫りなどのすばらしい作品を製作された谷口満慶(たにぐち まんけい)さんの作品展示が予定されており、さらに名古屋市民の講座などの見学を計画されており、にぎわいが予想されます。