名古屋林業土木協会神岡支部(加藤 勝 支部長)では毎年白出沢を渡る仮設橋の設置を夏山シーズン前にフォレスト・サポーターズ活動として実施していますが、今年も会員により実施しました。(写真)
この登山道は槍ヶ岳につながる比較的登りやすいルートですが、ひとたび豪雨に見舞われると渡ることが危険となる沢がありその一つが白出沢です。神岡支部ではこういった取り組みを平成22年から続けており、山小屋をはじめ、登山者や北飛救助隊、地域の観光関係の皆さんから感謝の言葉を頂いています。
白出沢では林野庁中部森林管理局飛騨森林管理署(高山市:田尻 明彦 署長)が発注する治山工事により土石流で荒れた沢を復旧する工事が実施され、下流住民の安全を確保する事業が実施されております。
現地は夏山シーズンには沢山の登山者でにぎわう場所であり、施工者は右俣林道を歩く登山者の安全や工事箇所を通過する際の安全に配慮した通路を仮設するなど、気持ち良く登山ができるよう取り組んでおり、今回は登山道へとりつく仮設階段と仮設橋を結ぶよう通路を表示するなど登山者が迷わないよう取り組みました。
支部では今後もこういった取り組みを通じて、国有林を活用した地域の振興に地域の一員として貢献していく考えです。