近年、材木としてのアカマツの需要は減少傾向にあるのはご存知でしょうか?そのアカマツを有効利用するプロジェクトを発足しました。
題して「アカマツの有効利用プロジェクト」
大阪の(資)戸田材木店さんが、本校の演習林に自生しているアカマツを有効利用していただけるという話を頂きました。飛騨地域で林業を行っている森林技術者さん、飛騨ツリーワークスさん、Think greenさんにも協力していただき、アドバイスを頂きながら生徒とアカマツの伐倒を行いました。
午前中はアカマツの伐倒。午後からは室内で林業に使用される道具の説明をしていただきました。
午前中の伐倒作業では、とても寒く積雪が膝下まであるなか、とても過酷な環境ではありましたが、とても貴重な体験をすることができました。伐倒木は、約85年生、胸高直径約40センチのアカマツです。実際に生徒がチェーンソーを用い、指示やアドバイスを頂きながらアカマツに受口、追口を入れて伐倒させました。その時に、受口の重要性やツルを残す理由などとても分かりやすく説明していただきました。また、林業としての森林管理の役割も説明していただけました。
午後からは、天候が悪くなってきたため室内での講習になりました。室内では実際に使用する道具を見せていただきました。特殊伐採に使用する道具が多いため、チェーンソーのガイドバーでも150センチもあるものを見せていただいたり、木をロープで登るための道具を見せていただいたりしました。
生徒の顔を見ると、イキイキしていて、楽しかったことがみて分かります。また、充実した時間になったと感じております。
このプロジェクトですが、今後は大阪で2〜3年乾燥させたのち、実際に建築材として利用されます。今後も報告していきたいと考えています。
飛騨高山高等学校 環境科学科 HP
http://school.gifu-net.ed.jp/htakayama-hs/yamada/E/E_top.html
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