金華山は岐阜市のシンボルとして、その歴史は織田信長や斎藤道三の居城だった岐阜城趾があります。
岐阜市街地にあってこのような森林が残ったのは「天領・お留め山」「御料林」そして戦後は国有林として各種規制をかけて保護・管理されてきたことにあると言われ、山全体が、ツブラジイ・アラカシを主とした照葉樹で覆われており、「金華山」の山名は、5月頃になるとツブラジイの花が咲き山全体が金色に光り輝いて見えることから付いたとも言われています。
金華山国有林を管理する岐阜森林管理署(下呂市・藤村武 署長)では、ゴミの回収作業を進められていることから、一般社団法人名古屋林業土木協会(梅田豊 会長)として3日間にわたってゴミ回収作業の取り組みに協力しました。
この取り組みには、岐阜森林管理署のほか、岐阜市役所、岐阜観光索道、ボランティア団体の「十時会」、「金華山サポーターズ」が参加され、3日間で延べ70名余りとなりました。
ゴミは山腹急斜面にあり、小型の熊手を使って掘り起こし土嚢袋に入れて、ロープウインチで遊歩道まで引き上げ、引き上げたゴミは可燃、不燃などに分別しました。
初日は雨のため準備作業となり、後の2日間は気温が30度を超え熱い中での作業でしたが無事終えることができました。
協会では今後も国有林野事業に携わる団体として、元気な森林づくりの取り組みにフォレスト・サポーターズ活動として取り組んでいきます。