付知町優良材生産研究会では、中津川市立付知中学校の1年生2クラス49名の生徒を対象に「木曽ヒノキ備林研修」を実施し、名古屋林業土木協会付知支部(三尾秀和 支部長)も森林づくり活動の一環として協力しました。
これは中津川市が取り組む”千年の森林づくり”とも相まって、林野庁東濃森林管理署が管理する裏木曽国有林において、普段は一般人もなかなか入ることができない木曽ヒノキ備林の樹齢300年、400年の天然ヒノキが立ち並ぶ歴史ある森を地元の中学生が見ることによって、「御神木の里」と呼ばれる地域の歴史を知ることを通じ森林づくりの大切さを学ぶもので、当日は東濃森林管理署(中津川市付知町:秋山 広署長)の協力も得て、裏木曽古事の森の第62回式年遷宮斧入れ式跡地、王滝新道や二代目大ヒノキ、ヒノキとサワラの合体木(写真)を見学しました。
参加した子供たちは自分たちの町から30分程度の場所にある異次元の森林とふれあいながら、ふるさとの大切な自然を体感していました。
中津川市はリニア新幹線の岐阜駅もでき、2027年にはリニアを利用してこの異次元の森林を楽しむ国内外の方たちが訪れるのも夢ではなく、国有林を貴重な地域の観光資源として、保全と利用を両立させるガイドツアーなど、その日を目指した取り組みが地域でも始まっています。